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書類が片付く「超」整理法を具体的にどう運用しているか/ホワイトボードを掛けてみた/時は春/

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年5月2日 Vol.579



はじめに

こんにちは、結城浩です。

先週は最新刊『数学ガールの秘密ノート/数を作ろう』がついに刊行されました!

Twitterでは多くの方が新刊についてツイートしてくださっています。感謝します!

本書もまた、必要としてくださる方に無事に届きますように!

「数学ガールの秘密ノート」シリーズ(POP画像)

* * *

さて、そうこうしているうちに、もう五月なんですね。

あなたは連休でお休み中でしょうか。結城は特に連休だからということはなくて、日曜日以外はふつうに仕事をしています。

今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。


目次

  • レジ袋の開け方

  • 書類が片付く「超」整理法を具体的にどう運用しているか

  • ホワイトボードを部屋の壁に掛けてみました

  • 時は春



レジ袋の開け方

スーパーのレジ袋って、指が滑ってなかなか開けることができません。そんなことはありませんか。

指をちょっと湿らせればすぐに開けられますけれど、このご時世、スーパーで指をペロッと舐める気はしませんね。

最近のスーパーでは、セルフレジが多くなってきました。そうすると、まず最初に「商品を入れていくためにレジ袋を開いて所定の場所に掛ける」というアクションが必要になります。

一生懸命レジ袋を開こうとしても開かない。

くしゃくしゃにして広げても開かない。

自分の後ろにレジ待ちの列ができてると、なかなかつらい……。

ということをツイートしていたら、にしやまさん(@nsym__m)にレジ袋の簡単な開け方を教えていただきました。感謝です!

◆レジ袋の開け方(にしやまさんのツイート)

レジ袋の真ん中と持ち手の付け根を持って左右にぎゅうっと引っ張ると、付け根からちらっと「耳」のような部分が顔を出すのでそれをつまめば一発で開くのですね。やってみるとわかりますが、確かにうまく行きます。

レジ袋の開け方(結城もやってみました)

大げさかもしれませんけれど、この「レジ袋の開け方」は大きな時間短縮になっています。超・有用情報でした。

ということで結城メルマガでもご紹介する次第です。知らなかった方は、ぜひやってみてください!



書類が片付く「超」整理法を具体的にどう運用しているか

はじめに

結城は、TwitterやMastodonなどのSNSで、Webサービスの話題をよく投稿します。そのためか、ときどき「結城さんはアナログな情報整理はしていないんですか?」と尋ねられることがあります。それに対して結城は「そうですね。紙の本はほとんどScanSnapでスキャンしてPDFにしていますし」などと回答します。

でも先日、ものすごく大きいアナログな情報整理を自分が何十年もやっていたことを思い出しました。正確にはアナログな情報整理というよりは、コンピュータを使わない情報整理というべきでしょうけれどね。

それは野口悠紀雄「超」整理法です。

これは1993年、つまり30年前の本になります。当時これを読んだ私は非常に感動して、それ以来、現在までずっとこれで書類を整理しています。

今回の結城メルマガでは、私がどういうふうに「超」整理法を使っているかを具体的に書いてみようと思います。

ただし、オリジナルの「超」整理法の本で述べられている内容からだいぶ離れている部分もありますので、その点ご注意ください。あくまで「結城はこういうふうに使っています」ということです。

次の項目でお話しします。

  • 解決したい問題

  • 押出しファイリングとLRU

  • クリアファイルを使う

  • ファイルボックスを使う

  • 紙封筒を使う

  • クリアファイルと紙封筒の関係

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