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人生を歩む

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誰しも「どんなふうに生きていこうか」と思うことがあるものです。答えがポンと出てくるわけじゃありませんけれど、あれこれ悩みつつ、日々を歩んでいきましょう。そんな文章をまとめたマガジ… もっと読む
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#人生

運命は初めから決まっているか(人生を歩む)

質問こんにちは結城さん。 結城さんは、「運命は初めから決まっていて自分はそれをたどるもの」(運命を変えようとするのもまた、初めから決まっていたことの一つ)だと思われますか。それとも「運命は本当に今の自分が自分で作るもの」だと思われますか。 回答ご質問ありがとうございます。 「運命」という大きなものに正解を出せようはずがありませんが、私の思うところを少し書きます。 運命は初めから決まっているもの(1)か、それとも自分が作るもの(2)か。通常は「運命」というと(1)の意味

怒りについて/生きることを学ぶ旅

質問結城さんは「怒り」という感情にどのように向き合っていますか。 結城浩のメールマガジン 2017年12月19日 Vol.299 より 回答ご質問ありがとうございます。

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充実した人生とは何か

質問充実した人生とは何ですか。 回答ご質問ありがとうございます。 「充実した」というのは主観的な感覚ですから、「充実した人生」は人によって異なると思います。 言い換えると「充実した人生とは何か」という質問では「誰にとって」という情報が不可欠になります。さらに言うなら「誰にとって」を意識することは、「充実した人生」の意味を理解する上でも重要になるでしょう。 なぜなら、自分の人生を他人と比べるのは無意味だからです。ある人にとって充実している人生のあり方は、必ずしも自分にと

どんなふうに生きていこうか

ときどき「どんなふうに生きていこうか」と思う。 といっても、大きな目標があるわけではない。結城はこれまでも「《次の一歩》はこうしよう」という感じに進んできた。できそうなことをやってきて、できないことはやってこなかった。まったく目標への道がわからないけれど、ここへ向かおうというほどの力量はなかった。いつも「次の一歩」だけを考えてきたように思う。しかし、それでも十分たいへんだった。 大きな目標はなくて、今後もきっと「次の一歩」を考えて進むことになりそうだ。そしてそれに対して特

後悔の少ない人生を送るために大切なこと

結城メルマガVol.194(2015年12月15日)より 結城は、小さな頃から「後悔」というものがとても嫌いでした。小さな頃というのは、たとえば幼稚園や小学校時代の話。いまでも、後悔はとても嫌いです。まあ、後悔を好きな人はいないとは思いますけれど。 結城が後悔を嫌いな理由。 結城は、後悔するときの感覚が嫌いなのです。あえて言葉にするなら、胸の奥の方、腹の底の方から、熱くて苦いものが「わあっ」と湧き上がってくるような感覚です。 時間は、決して巻き戻すことができません。英

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自分が破産しているという気分

あなたは、自分が破産しているという気分になることはないだろうか。 破産している気分(あるいは事実)。 自分の力では「やっていけない」という状況。 これは駄目だ、このままでは駄目だという焦り。 何かが違っている。ボタンを掛け違ったように、先へ進めば進むほど、「間違った道だけれど後戻りしにくい」という事態。 そういう立場に自分がいるのに気づくことはないだろうか。 ちなみに私はそういう気分に陥ることがよくあります。 いや、よくありました、と過去形にしたほうがよいかもしれない。