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人生を歩む

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誰しも「どんなふうに生きていこうか」と思うことがあるものです。答えがポンと出てくるわけじゃありませんけれど、あれこれ悩みつつ、日々を歩んでいきましょう。そんな文章をまとめたマガジ… もっと読む
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#仕事の心がけ

就活生、「やりたいこと」と「周囲からの期待」でどちらを優先する?

質問結城先生、私は就活中の工学系大学院生です。 「自分のやりたいこと」と「周囲から求められていること」のどちらをとるかで悩んでいます。 就活に際して「自分のやりたいこと」を考えた結果、「研究内容とはまったく関係ないものの、長年自分が趣味として取り組んできたこと」に技術面から関わりたいと思うようになりました。独学でその分野の知識をつけ、職場体験型のインターンの選考も通りました。 一方で、研究もそれなりに成果が出ているためか、指導教官からは博士課程進学を強く勧められています

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親にお金を出してもらって専門学校に通っているけれど、その仕事が好きじゃない

質問結城先生、私はいま、専門学校に通っています。でも、実際その仕事がそこまで好きではありません。 社会に出てからプログラマの職業に就こうと考えているのですが、好きになれなかったら二の舞になるんじゃないかと考えてしまいます。 専門学校に通うためにお金を出してくれている母親にも申し訳ないと感じています。 私は、専門学校を出てそのスキルで仕事をするべきなのでしょうか。 よろしくお願いします。 結城浩のメールマガジン 2019年2月19日 Vol.360より 回答ご質問あ

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会社員二年目、受け身の人生から抜け出すために「自分のしたいこと・できること」を探したい

質問自分のしたいこと・できることを模索している会社員二年目です。 結城さんに、自分のしたいこと・できることの探し方を聞いてみたいです。 話が少し長くなってしまうのですが、自分は中学生・高校生のころ無造作に本を読むことが好きで、その中に「数学ガール」もありました(夢中で読んでます。ありがとうございます)。 大学も数学科を目指していました。ただ実際の進路では当時のクラス担任にいわれるがまま、プログラミングを学べということに逆らうこともできずに情報科に進みました。 時は流れ

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どんなふうに生きていこうか

ときどき「どんなふうに生きていこうか」と思う。 といっても、大きな目標があるわけではない。結城はこれまでも「《次の一歩》はこうしよう」という感じに進んできた。できそうなことをやってきて、できないことはやってこなかった。まったく目標への道がわからないけれど、ここへ向かおうというほどの力量はなかった。いつも「次の一歩」だけを考えてきたように思う。しかし、それでも十分たいへんだった。 大きな目標はなくて、今後もきっと「次の一歩」を考えて進むことになりそうだ。そしてそれに対して特

愛の原則(仕事の心がけ)

こんにちは、結城浩です。 「愛の原則」をあなたは知っていますか。 これはほとんどすべての活動で役立つ奥義中の奥義です。 それは「相手のことを考える」という原則です。 教師なら「生徒のことを考えているか?」 営業マンなら「顧客のことを考えているか?」 著者なら「読者のことを考えているか?」 これは本当に役立つ知識なので覚えておきましょう。 よい教師は、自分の指導が生徒にどんな影響を与えているかを考えます。 よい営業マンは、自分が求めていることではなく、顧客が求めて