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文章を書く心がけ

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文章を書くときのちょっとした心がけやヒントをお伝えします。
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2014年4月の記事一覧

よい書き手は読者から学ぶ(文章を書く心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「文章を書く心がけ」のコーナーでは、文章を書くときに心がけたほうがよいことをピックアップしてご紹介します。 今日は「よい書き手は読者から学ぶ」ということをお話ししましょう。 結城が本やWebで書いている文章は「芸術的な文章」というよりは、「説明的な文章」が多いと思っています。「芸術的」と「説明的」という分け方はいささか変な気もしますが、まあ便宜的にこう分けてみます。 「説明的な文章」を書

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完全な文章は書けない(文章を書く心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「文章を書く心がけ」のコーナーでは、文章を書くときに心がけたほうがよいことをピックアップしてご紹介します。 今回は「完全な文章は書けない」という話をしましょう。 ●自分の気持ちと文章のずれ実は先日、私は家内のメール文を代筆することになりました。所属しているお友達グループに対して、家内がちょっぴりオフィシャルなメールを書く必要があったからです。  「あなた、文章書く仕事をしてるんだからお願

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《たとえば》をうまく使う(文章を書く心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「文章を書く心がけ」のコーナーでは、文章を書くときに心がけたほうがよいことをピックアップしてご紹介します。 今回は「《たとえば》をうまく使う」というお話をしましょう。 ●《たとえば》をうまく使う文章を書く人は読者に文章を読んでもらいたいものです。そのため、読者が文章を途中で投げ出したりしないようにする工夫が必要です。「たとえば」を使って例を導入するのはその工夫の一つといえます。 「たとえ

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既知から未知へ(文章を書く心がけ)

※全文を公開している「投げ銭」スタイルのノートです。 こんにちは、結城浩です。 「文章を書く心がけ」のコーナーです。このコーナーでは、文章を書くときに心がけたほうがよいことをピックアップしてご紹介します。 今回は「既知から未知へ」というお話をしましょう。 ●既知から未知へ「既知から未知へ」というのは、文章を書くときに、どういう順序で話題を書いたらわかりやすくなるかというお話です。 既知(きち)は「読者が既に(すでに)知っていること」という意味で、未知(みち)は「読者

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漢字とひらがなを使い分ける(文章を書く心がけ)

こんにちは、結城浩です。 この「文章を書く心がけ」のコーナーでは、文章を書くときに心がけたほうがよいことをピックアップしてご紹介します。 このページをお読みのみなさんの中には、文章を書き慣れていない方から、文章を書くプロの方まで、いろんな方がいらっしゃいます。 ですから、教科書的に一歩一歩進むような内容ではなく、結城が普段気をつけていることを中心にさまざまなトピックをお話ししようと思います。 さて、今日は「漢字とひらがなの使い分け」というお話をしましょう。 結城はと