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文章を書く心がけ

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文章を書くときのちょっとした心がけやヒントをお伝えします。
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#文章

《できあがり》まで持っていこう(文章を書く心がけ)

文章を書いていると、次のことをいつも(いつも)痛感します。 別の言い方をすると、これをこんなふうに書けば《できあがり》だと分かるのは、まだ道半ばの状態ということです。道半ばどころか、ようやくスタートと言ってもいいくらい。旅行の計画が立った状態はまだ旅行に出かけていません。それに近いですね。 だから結城は「どうしたら文章を書けるようになりますか」や「どうしたら本を書けますか」と尋ねられたときに毎回「まず書きましょう」と答えます。まずは書き始め、そしてどんなに短いものでもいい

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絵本の読み聞かせと即興で作る物語

子育ての思い出話です。 子供が幼児から幼稚園くらいの頃のこと。 そのころ、いまから眠ろうとする子供といっしょに布団に入り、絵本を読み聞かせたり、即興でお話を作って聞かせたりしていました。 面白エピソードはいろいろあるのですが、その中の一つ。私は「子供が眠くなるような本の読み方」が得意でした。 どういうことかというと、一日仕事をしてきて、大人(私と妻)はゆっくり過ごしたいわけです。だから、子供には早く眠ってほしい。自分は眠りたくない。 そんなとき、私は絶妙の「眠そうな

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文章が完成間近になったときに感じるつらい気持ち(文章を書く心がけ)

文章完成が近付くと、なぜかつらい気持ちになる文章を書いているとき、前から気になっている現象があります。 「結城メルマガ」でも「Web連載」でもかまいません。〆切前にがりがりと書き進めていて、分量的にはこのくらいで十分という段階まで来ます。 そのときに、「ものすごくつらい気持ち」に襲われるのです。 どういう気持ちかというと…… いま書いた文章が、さっぱりおもしろくない。 いま書いた文章が、無意味に思える。 いま書いた文章が、役に立たないように感じる。 そういう気持

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趣味で書く小説、どうしても他人と比べてしまい書けなくなった(文章を書く心がけ)

質問こんにちは。 わたしは趣味で小説を書いています。 昔は「書かずにはいられなかった」ように思います。まだ今ほど小説を読んでもらうプラットフォームもなかったため、見える範囲ではそこそこ人気のある方だったと思います。井の中の蛙でした。今はTwitterやpixivがあって、自分より素晴らしい小説を書く人がたくさん目に入ってきます。 小説を書くことではなく反応をもらえることが楽しかっただけだと気付きました。 書きたいものはあるのに思い通りに書けません。どうしても「あの人た

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自分の作品をおとしめない(文章を書く心がけ)

自分の作品をおとしめる行為をするクリエイタがときどきいます。たとえば、自分の作品をおとしめるニュアンスで「こんなしょうもない作品を高く評価する人なんて誰もいない」と主張するような行為のことです。 自分の作品をおとしめる行為は避けた方がいいと結城は思います。なぜなら、自分の作品をおとしめる行為は、その作品に注目した人や、高く評価した人をおとしめる行為になってしまうからです。 さらには、作品に注目するか否かや、作品をどう評価するかは受取手の問題なのだから、クリエイタがコントロ

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年を重ねると文章は変化する(文章を書く心がけ)

三十代、四十代、そして五十代では文章が変化していく。 ……という話を書こうと思います。 結城の実感として「年を重ねると文章は変化するものだなあ」というほどの、しみじみした話になるでしょう。 結城浩のメールマガジン 2016年1月26日 Vol.200 より  * * *

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納得感のある文章を書くために(文章を書く心がけ)

質問結城先生のツイートやメルマガを読んでいると、なるほどなと思うことが多いです。どうしてそんなに納得感のある文章が書けるのでしょうか。 結城浩のメールマガジン 2019年12月3日 Vol.401 より 回答ご愛読ありがとうございます。うーん……改めて「どうして」と問われると困りますが、文章を書く際に心がけていることや意識していることは確かにあります。どれも「当たり前」のことばかりですし、たくさんあるので以下のような三点を書いてみます。 ・正直な気持ちで書く ・誠実であ

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ネット経由の原稿依頼で確認したこと(文章を書く心がけ)

結城は職業的な物書きですので「原稿を書いてください」という依頼を受けることがあります。といっても、ふだんは本を書いていますし、仕事の予定はたくさんありますので、積極的に自分から新規開拓の営業をすることはあまりありません。 結城は自分のWebサイトを持っていますし、TwitterやFacebookでいろいろ書いていますので、SNS経由で原稿依頼の連絡が来ます。電話番号は公開していないので、電話で原稿依頼が来ることはありません。 先日、インディーズ作家を応援する『月刊群雛(ぐ

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小説を書くことに憧れているけれど、ストーリーが思いつかない。どうしたらいい?(文章を書く心がけ)

質問小説執筆についての質問です。 自分には小説を書くという行為に憧れがあり、描いてみたいジャンルもあるのですが、具体的なストーリーが全く思いつきません。 何かこの状況を打開する方法はないでしょうか。 もともと趣味で小説は読んでいるので、純然たるインプット不足という問題ではないと思います。 結城浩のメールマガジン 2019年7月30日 Vol.383 より 回答ご質問ありがとうございます。 一般的に「こんなふうに書きなさい」などとは言えませんので、以下はあくまで、結

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創造性は誰にでもあるのか

結城浩のメールマガジン 2019年5月7日 Vol.371 より 質問どんな人でも0から1を作り出す創造性はあると思いますか。あるとしたらどうやってトレーニングすれば良いと思われますか。 回答ご質問ありがとうございます。 創造性は、ほとんどの人が潜在的には持っていると思います。ただし、自分には創造性など無関係と思っていたり、自分には創造性などないと思っていたり、創造性を発揮するのが恐いと感じていたりすることも多いでしょうけれど。 どうすれば創造性のトレーニングになるか

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自分の書く物語の登場人物と仲良くなりたい(文章を書く心がけ)

質問自分が書く物語の登場人物たちと、なかなか仲良くなれません。 彼らが彼らに対してどんなふうにふるまい、考え、語り合うのか、いつも手探りで書き進めているのですが、そうなるよう自分の都合で動かしてしまっているとも感じます。 Aさんのことを書いているとBさんのことがわからなくなるし、Bさんのことを考えるとAさんがわからなくなって、会話や行動はこれでおかしくないだろうか、と思いつつも確信が持てず、頭を抱えてしまいます。 読者さんにキャラクターの魅力を伝えたいのに、それ以前のと

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自分の文章をなかなか公開できない(文章を書く心がけ)

質問結城さんのいろいろな文章を読んで、私もブログを始めたくなりました。 ただ、自分の内面をさらけ出すのは、やっぱり勇気がいります。公開を何度も考えましたが、なかなか行動に移せません。 Web日記やブログ、Twitterを長年続けている結城さんから、何かアドバイスをいただけませんか。 結城浩のメールマガジン 2019年1月8日 Vol.354 より 回答ご質問ありがとうございます。また、結城の文章をお読みくださり、感謝です。 慣れるまでは、なかなか自分の文章を公開する

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文章力をつけたい!(本を書く心がけ)

質問『数学ガール』とても楽しませて貰っております。 ところで、数学の内容はともかく私が気になるのは先生の文章力です。 理系の私は文章力が皆無なのですが、実は本を書いてみたいな〜なんて思うこともあります。 どうしたら文章力がつくのでしょうか。 ちなみに、読書についてはかなりの量をこなしてきました。 結城浩のメールマガジン 2018年5月29日 Vol.322 より 回答ご質問ありがとうございます。 文章力をつけるというのは大きな話ですから、簡単にお答えしますね。

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本を書き写す(文章を書く心がけ)

先日、ある方がネットで書いた文章を見て驚愕しました。その方は結城の本『数学文章作法 基礎編』をノートに書き写したというのです。 これまで『数学文章作法 基礎編』をタイプして写したという方は何人かいらして、それにもたいそう驚き、また感謝したものです。しかし今回は「手書き」で写したとのこと。書き写す作業を日課のように約五ヶ月続け、ノート一冊半になったらしいです。驚きです。 結城も、文章練習の一環として書籍を写すことがたまにありますが、そのときでもキーボードを使って入力します。

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