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文章を書く心がけ

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文章を書くときのちょっとした心がけやヒントをお伝えします。
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#ライティング

まず、書きましょう。(文章を書く心がけ)

結城のところには「文章が書けるようになりたい人」や「本が書けるようになりたい人」から、しばしばメールがやってきます。 大ざっぱにまとめるなら、こんなメールです。 文章が書けるようになりたいのですが、どうすればいいかわかりません。 本が書けるようになりたいのですが、どうすればいいかわかりません。 できるだけ個別には返信しているのですが、私の時間には限りがあるので、全員に返信することは不可能です。  * * * 文章が書けるようになりたい。本が書けるようになりたい。そ

読者を置いてけぼりにしない(文章を書く心がけ)

※結城メルマガVol.191からの抜粋です。 文章を書くコツを一つ、お話ししましょう。それは、  「読者を置いてけぼりにしない」 という話です。 これは「なかなか筆が進まない人」向けの話というよりは、むしろ「文章を書くのが『得意』で『好き』だけれど、他の人から読みにくいと言われる人」向けのお話かもしれません。 物語文であれ、説明文であれ、何であれ、文章の種類は問いません。文章を書く人が心しなければならないのは、  「読者を置いてけぼりにしない」 ということです。

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奥義は出し惜しみせずに公開しよう(文章を書く心がけ)

※この文章は結城メルマガVol.253からの抜粋です。購入すると電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。 もしもあなたが、何かを作る人間で、  「これこそ自分のコアコンピタンスにして奥義中の奥義!」 というものを持っているなら、それを公開することを考えてみてください。 ブログ記事にしてもいいし、本に書くのもいいでしょう。とにかく「奥義」とやらが形にできるなら、できるだけ早く形にして公開することを検討してみてください。 これを盗まれたなら、自分は何もできな

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人を惹きつける文章を書く(文章を書く心がけ)

質問回答お褒めいただき、ありがとうございます。とてもうれしいです(少し気恥ずかしいです)。 最近の私は「説明できない魅力」に関心があります。なぜかという理由ははっきりわからないけれど、何となく惹かれる。繰り返し読みたくなる。そのような文章に興味があるのです。 あなたの質問への答えになるかどうかはわかりませんが、自分が書く文章については結城自身よく考えているので、いくつかお話ししてみます。  * * * 私自身は、他の人とそれほど異なる考え方はしていないと思います。自分

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心を動かす文章をめぐって(文章を書く心がけ)

※この文章は結城メルマガVol.306からの抜粋です。 ※購入すると電子書籍(epubとPDF)がダウンロードできます。 「文章を書く心がけ」のコーナーです。 今回は、読者さんからダイレクトメッセージでいただいた質問への回答です。  * * * 質問結城先生へ、こんにちは。 いつもツイートや結城メルマガを楽しみに、また興味深く拝読しています。突然のダイレクトメッセージ失礼します。先生にお聞きしてみたいことがあり、メッセージを送らせていただきました。 私はいま「人

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あふれでる中から選ぶ(文章を書く心がけ)

※この文章は結城メルマガVol.222からの抜粋です。 「文章を書く心がけ」のコーナーです。 今回は「あふれでる中から選ぶ」というお話。  * * * 文章を書くときには「あふれでる中から選ぶ」のが大事だと思っています。 たとえば語彙。 文章を書くというのは言葉を並べていく仕事ですから、どのような言葉を使うかは本質的です。そして貧弱な語彙しかなかったら、言葉の選択肢は限られてきます。それは書き手として不利。豊かな語彙を持っていたら、より適切な言葉を選ぶことができる

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