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学ぶときの心がけ

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学校はもちろんのこと、生活や仕事の中にも「学ぶ」場面はたくさんあります。そんなときに心がけたいちょっとしたことをお話しします。
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2020年2月の記事一覧

対話を通じて深い学びに至る態度(学ぶときの心がけ)

結城は、教えることや学ぶことに関心があります。そして《対話》にも。 今回は「対話を通じて深い学びに至る態度」というお話をします。  * * * 結城は『数学ガール』という本を書くまで、あまり数学者のことを知りませんでした。生きた知識としてはもちろんのこと、単なる知識としても。 具体的にどのくらい知らないかというと、「オイラー」と「ガウス」の違いがよくわからないレベルで知らない(ひどい)。もともと結城は歴史が苦手で、固有名詞もよく覚えられないのです(と言い訳)。 高校

英語・数学・国語を学ぶ(学ぶときの心がけ)

結城メルマガのVol.209で「英語と国語」の話を書いたところ、高校生の方から反響があったので、続きを少し書きましょう。  * * * 結城が若いときに学んだことは非常に役立っています。特に、高校までに身につけた「英語・数学・国語」の力は、結城の毎日の仕事にとても役立っています。英語・数学・国語は、まさに《主要三科目》といえます。これが現在の生活を根底から支えているといっても過言ではありません。若いときに学んでおいて本当によかった!と心から思います。 とはいうものの、も

数学愛好家としての学び(学ぶときの心がけ)

数学ガールをはじめて刊行したころに比べて、私の理解できる数学の世界がほんの少し広がったと感じます。それは、本を読んで勉強したこと、本を書いているうちに気づいたこと、Twitterやメールで教えてもらったことのおかげですね。私にたくさんのことを教えてくださるみなさんに感謝です。 結城は数学者ではありません。数学に関わる研究者でもありません。個人的な数学愛好家で数学に関わる読み物を書いているという立場でしょう。 個人の数学愛好家の場合は、やさしいかむずかしいかだけではなく、信