教えるときの心がけ

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おばあちゃんの思い出(教えるときの心がけ)

おばあちゃんの思い出(教えるときの心がけ)

結城は小学生のころ「二進法」を覚えた。 十進法と違うような、それでいて同じような、そんな計算が楽しくて、紙にたくさん計算を書いて遊んでいた。 あるとき、祖母に「ここが2の位だよ」と得意げに教えた。十進法では1の位、10の位、100の位、1000の位になるけれど、二進法では1の位、2の位、4の位、8の位になる。 二進法を知らない祖母は、十進法の感覚で、 「浩ちゃん、2の位なんてないんだよ」 と私をたしなめかけた。しかし、その直後、祖母は「はっ」とした顔になり、 「い

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