古今和歌集を読む

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下にのみ恋ふればくるし玉の緒の絶えてみだれむ人なとがめそ

下にのみ恋ふればくるし玉の緒の絶えてみだれむ人なとがめそ

#紀友則(きのとものり) #古今和歌集 #0667 #jtanka #短歌 #恋 心の中でだけあなたのことを慕っているのでくるしいのです。玉の緒が切れて乱れ散らばるように私もすっかり乱れてしまいましょう。世の人々よ、それをとがめてはいけません。 「下」はここでは「心の中」の意味。 「恋ふれば」は「恋ふれ+ば」。「恋ふれ」はハ行上二段活用動詞「恋ふ」の已然形。「ば」は順接の確定条件(原因・理由)を表す接続助詞。「恋しているので」の意味。 「玉の緒の」は「絶ゆ」の枕詞。

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