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いつとても恋しからずはあらねども秋の夕べはあやしかりけり

読人しらず 古今和歌集546 #jtanka 

どんな季節どんな時間でも人恋しくないというわけじゃないけど、秋の夕暮れとなるとむやみに人恋しくなるのは不思議なものだなあ。

「いつとても」の「とても」は、格助詞の「とて」と係助詞の「も」で、「いつといっても」「いつだって」の意味。

「あやしかりけり」の「けり」は詠嘆を表す助動詞。いわゆる「気付きの《けり》」である。はっと気付いて「ああ、〜だなあ!」と感じること。

「あやしかりけり」は「不思議だなあ!」だが、「あやしかりき」になると「不思議だった」という単なる過去の叙述になる。

なお「あやしかりけり」の「あやしかり」はシク活用の形容詞「あやし」の連用形。

いつとても こいしからずは あらねども あきのゆうべは あやしかりけり

※Photo by webtreats.
https://www.flickr.com/photos/webtreatsetc/5459627931/

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結城浩

書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。

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コメント3件

勉強なります!今百人一首はまってるので読みこんでしまいました。。マガジンフォローさせてもらいます!
オレは音で楽しむ方だけどちゃんとした知識があるというのは大事だなぁ~。覚えられんけどw
あとで加筆するためのリンク。
https://twitter.com/hyuki/status/1053432148001095680
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