やさしく肯くところから(コミュニケーションのヒント)
仕事でも、プライベートでも、相手に対して「共感を示す」という態度はとても大切です。
でも「共感を示す」のは意外に難しいものです。
失敗することも多いですね。
たとえば…
・相手に共感を示そうとして、やたらと口数が多くなってしまった。
・親近感をあらわそうとして、親しげな口調で話していたら、軽い人間と思われてしまった。
・つらい状況の相手に共感を示そうとして励ましていたら、逆に相手の気持ちを逆なでしてしまった。
コミュニケーションが苦手な人の場合、自分から話し出したり、自分の気持ちと異なるアクションをとったりすると、どうしてもうまくいかないことが多いでしょう。
そんなとき、相手の話を聞きながら(うん、うん)と「やさしく肯く」ところから始めてみてはどうでしょう。
無理に話すのではなく、無理にアクションをとるのでもない。
相手の気持ちという音源に、自分の心の音叉を共鳴させながら、そっと肯くのです。
(うん、うん)と「やさしく肯く」ところから始める。
そんな試みはどうでしょうね。
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