見出し画像

サークルからの連鎖反応

はじめに

noteでサークル機能がリリースされてから、結城の中ではおもしろい連鎖反応が続いているので、そのことを書いておきたい。結城はあまりnoteをオンラインでは書かないけれど、ノリと勢いで書くときには編集せずにオンラインで一気に書くのもいいかもと思っている。

いまがそれだ。

結城浩のサークルをはじめる

noteでサークルがリリースされると同時に「結城浩のサークル」を始めた。その意図と経緯についてはnoteの定期購読マガジンである「結城メルマガ」に詳しく書いたので省略。

コミュニティというより執筆環境

最初こそ「小さなコミュニティ」と銘打っていたけれど、やってみるとそこはむしろ結城にとっての執筆環境なのではないかと思われた。といってもサークル内部の掲示板で執筆をするという意味ではない。上の結城メルマガにも書いたけれど、掲示板は(現時点では)高機能ではない。カイゼンは続けているようなので今後に期待。

結城浩のサークルが私にとっての執筆環境といったのは、そこは私をさりげなく応援している人が静かに存在する場所だから。それは私の錯覚かもしれないのだけれど、まあそうだとしても。具体的に書くならば、結城は掲示板にシークレットURLを張って別のサイトに誘導している。そしてそのサイト(esaだ)で自分の作業ログを書いている。それが私にとって妙に心地良いのだ。

esaの意味が変わる

もともとesaは私にとって使いやすい環境ではあった。でもローカルな自分のマシンで動くUlyssesやVimと比較したら、esaに書く意義は少なく(何しろesaに作った私のチームのメンバーは私一人なのだから)、しばらくは毎月500円を払っている割には活用していなかった。つまり「気に入ってはいるし、運営さんを応援する意味でも課金しているけれど、日常的には使わないかな」状態になっていた。

その意味が変わる。

noteのサークルができたために。

結城浩のサークルからリンクを張ったesaのページは、URLを知っている人しか読めないページだ。書けるのは結城だけ。読めるのは「結城浩のサークル」メンバーだけ(それからpixivFANBOXで「結城浩のカフェ代支援」をしてくれている人だけ。感謝。以下でサークルメンバーと書いたらカフェ代支援者も含みます)。

要するに、結城が自分のesaで、

さっきまで眠かったけれど、次は第2章の第3節を書く。図版二点が残っている。でもしっかり書いていこう。大事なのは……

みたいなことを作業ログとして書くならば、書いた瞬間に、サークルメンバーはそれを読む。読むかもしれない。私はそれを知らない。でも、「読むかもしれない」というのは私にとってはげみになるのだ。

孤独ではない執筆へ

基本、執筆は孤独である。一人で書いているわけだから。励ましはある。応援もある。しかし執筆は孤独だ。

ところが、結城が今回試している「結城浩の作業ログ」(シークレットURLをpixivFANBOXとサークルに書き込み、そのページに自分の作業ログを書く活動)というのは、その孤独を健全に解決する。

「人の目を意識する」ということだ。作業ログを書きながら、そうだもっとがんばろうと思ったり、ここで休もうと思ったり。要するに、文章を書きながら無言で応援してくれる(であろう)メンバーの存在を感じることになるのだ。

いいじゃん。

私はTwitterでその試みを一言で表現していた。

「少人数に限定された、結城を静かに応援してくれる他者の目の存在を感じることで、進捗を出そうとする試み」
https://twitter.com/hyuki/status/1228242360103886848

なるほどね。

他者の存在

結城浩のサークル」が始まってまだ数日だ。もちろんすべてはあくまで実験段階である。しばらくしたら飽きちゃうのかもしれない。でも、いまのところはおもしろい効果を(私の心に)投げかけている。

結城は一人で活動しているから、他者の存在をどう感じるか、他者との関わりをどのように作ったまま自分なりの仕事をしていくかに強い関心がある。そしてそれは、リモートワークがめずらしくない現代では誰しも思うことだろう。

リモートワークしている人でも、会社に勤めているならば、ある意味常時人と接する機会があるからまだいい。でも私と同じように一人で仕事をしていて、基本的には他人と会わないで活動をしている人は「他者の存在」をどう感じつつ仕事をするかを思うことがあるだろう。

サークルがその解決法といいたいわけではないし、esaを使えという宣伝でもない。そうじゃなくて、使っているサービスが新しい機能をリリースしたときに、意外な方向に展開していって、自分の意識がいいかんじに揺さぶられることもあるよ、といいたいのだ。

これでようやくタイトルに書いた「サークルからの連鎖反応」まで到着したぞ。

サークルが始まってesaとリンクさせて「結城浩の作業ログ」を配信している。実験的な試みだからずっと続くかどうかはわからないけれど、「他者の存在」を感じることは自分の執筆活動にいい感じのゆさぶりを与えてくれる。そんなことを「あなた」に伝えたかったんです。

あなたもぜひご参加ください

ということで「結城浩のサークル」にあなたもぜひご参加ください。月200円です。

掲示板はあるけれど、自己紹介とかする必要はありません(もちろんしてもかまいません)。スッと入ってようすをうかがう感じでもOK! 作業ログはそれなりにあるから読むものには困りませんよ。

しばらくは「結城浩の作業ログ」と称して、日々の活動を投稿していく予定。「結城の活動を応援するから毎月200円を投げ銭」というニュアンスでの参加でも、もちろん感謝です!

Enjoy!


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?気軽にクリエイターを支援できます。

note.user.nickname || note.user.urlname

いただいたサポートは、本やコンピュータを買い、さまざまなWebサービスに触れ、結城が知見を深める費用として感謝しつつ使わせていただきます! アマゾンに書評を書いてくださるのも大きなサポートになりますので、よろしくお願いします。 https://amzn.to/2GRquOl

結城浩です。応援ありがとうございます。とてもうれしい!
29
書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。

この記事が入っているマガジン