
多種多様な仕事をどうやってこなすか(仕事の心がけ)
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結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年4月23日 Vol.369 より
質問
結城さんは、新しいサービスを使ったり作ったりしながら、日々をより良くして過ごしていらっしゃるようにお見受けいたします。多岐に渡る書き物をされながらも、新しいことに取り組む時間を取られていることにいつも感嘆いたしております。
取り組む作業の「優先度」や「時間配分」で結城さんが気にかけていることはあるでしょうか。
私は、挑戦したいこと、試したいこと、追究したいものが多すぎて、それらを身体が壊れるまでついやりすぎてしまうのです。
区切りの付け方を学び、明日のために良い形で一日を終えられるようになりたいと常々考えております。結城さんの過ごし方を参考にさせていただければと存じます。
回答
ご質問ならびに応援ありがとうございます。
そうですね……ちょっと振り返っただけだと「優先度」や「時間配分」で特に気に掛けていることはなさそうです。ただ、もう少し全般的な「仕事の仕方」として少し思うところがありますので、その話を書きますね。次のような話題です。
・細かい単位でやる
・ゼロをイチにしておく
・時間が掛かりすぎるなら見切る
・強制的に一区切りつける
・結城タスク
・定型化重要
・その時間の成果物を残しておこう
多種多様な仕事をどうやってこなすか(仕事の心がけ)
結城浩
200円

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本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。