自分の理解を確かめる「ゲーム」たち/じっくり考えるコツ/どうしてゼロ割りはだめか/意味が取りにくい用語に嫌悪感/数学イベントで人を集めたい/
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年5月21日 Vol.373
目次
・じっくり考えるコツ - 学ぶときの心がけ
・英語が嫌い - 学ぶときの心がけ
・「数字に強い」とは何か - 仕事の心がけ
・数学イベントでたくさんの人を集めたい
・どうしてゼロ割りはだめなのか
・意味が取りにくい用語に嫌悪感を抱く - 学ぶときの心がけ
・自分の理解を確かめる「ゲーム」たち - 学ぶときの心がけ
はじめに
結城浩です。
いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
最新刊『数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー』は2019年7月刊行予定です。
今週は表紙とイラストの打ち合わせがあります。
今回の本は「数学ガールの秘密ノート」シリーズの第11冊目で、私が作る第52冊目の本になります。
でも、結城はいつも「今回の本が生まれて初めて作る本」という気持ちで本を作っていきたいと思っています。
ぜひ応援してくださいね!
◆『数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー』
https://bit.ly/hyuki-note11
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半額セールの話。
先日から続いている半額セールがもうすぐ終わりになります。
2019年5月23日(木)までですので、よろしければご利用ください。
「数学ガール」シリーズと「数学ガールの秘密ノート」シリーズの最初の2巻ずつ合計4巻を含む、一般数学書が半額になっています。
◆数学本フェア
https://amzn.to/2VcAW9M
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「ごはんラップ」の話。
わが家では、ごはんを炊いて残った場合、おにぎり大にラップで包み、凍らせておきます。そしてごはんが必要なときには電子レンジで解凍するのです。
なので、私と妻の間ではしばしば「ごはんラップした?」や「ごはんラップしなきゃ」といった会話がなされます。
「ごはんラップ」という言葉が出てくるたびに、おにぎりが小粋に踊りながら、
「へいYo! ごはんラップだZEE!」
と歌い出す映像が私の脳内に流れます。
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それでは今回の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。
じっくり考えるコツ - 学ぶときの心がけ
質問
「頭のメモリ空間を広げて、じっくり可能性を考える行為」が苦手です。
簡単なテストなどで「反射的に正解のようなものを返す能力」は人より備わっているみたいですが、それに甘えて深く考える能力を培ってこなかったんだと思っています。
じっくり考える能力、鍛えるために心がけていることなどありますか。
回答
ご質問ありがとうございます。
特に「じっくり考えるために心がけていること」はありませんが、私のやっている仕事の場合は「パッと見たところ、すぐにわかりそうだけれど、ちゃんとやってみたら意外に難しい」という場面がよくあります。
ですから、「当たり前に思えること」や「自分はもうわかっていると思うこと」であっても、ちゃんと確かめるように心がけています。
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