執筆活動の分析/プログラマ、知識不足を痛感/究極のメモアプリ/心に留めておきたい言葉/
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執筆活動の分析/プログラマ、知識不足を痛感/究極のメモアプリ/心に留めておきたい言葉/

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2021年8月31日 Vol.492

目次

・自分の執筆活動をどう分析するか - 文章を書く心がけ
・プログラマ、知識不足を痛感
・「究極のメモアプリ」について思うこと - 仕事の心がけ
・「心に留めておきたい言葉」を心に留めておくために

はじめに

結城浩です。

いつもご愛読ありがとうございます。

映画『メッセージ』を観た話。

先日、SF映画『メッセージ』を観ました。2016年(日本公開は2017年)の作品で、監督はドゥニ・ヴィルヌーヴ、出演はエイミー・アダムスとジェレミー・レナーなど。

◆映画『メッセージ』(アマゾンプライムビデオ)https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B073XWGC7C/?tag=hyuki-22

地球上に突然現れた宇宙船を、世界各国で調査する。その調査の中で言語学者と物理学者が活躍して「メッセージ」を解読しようとするが……というストーリーです。

ずいぶん以前からぼんやりとストーリーは耳にしていて「これは自分が好きそうな映画だな」と思っていました。何しろ「メッセージを伝える」という映画ですからね。でも劇場では観る機会を逸してしまい、先日初めてアマゾンプライムビデオで観たのでした。

ネタバレなしで紹介するのは難しいのですが「言葉ではない言葉」を使い「異文化を越えた異文化」と交流するようすをたいへん興味深く観ることができました。細かいところで「?」となる場面もあったのですが、全体としてはとても良くて、ストーリーも演出も私は好きですね。

『メッセージ』には原作の短篇小説があるようです。

◆テッドチャン『あなたの人生の物語』
https://www.amazon.co.jp/dp/B00O2O7JEA/?tag=hyuki-22

地球外の知的生命体とのコミュニケーションということで「ボイジャー探査機のゴールデンレコード(The Golden Record)」や「SETI(Search for Extra-Terrestrial Intelligence)」のことも思い起こしました。

◆ボイジャー探査機のゴールデンレコード
https://voyager.jpl.nasa.gov/golden-record/

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「科学の魅力が詰まった名著100冊」の話。

科学雑誌Newtonの2021年9月号の特集は「科学の魅力がつまった100冊を一挙紹介 科学の名著」です。この特集では、Newton編集者・ライター・第一線で活躍する研究者にアンケートをとって100冊を選んだとのこと。「数学の魅力がつまった名著」の一冊として『数学ガール』もご紹介いただきました。感謝です!

◆科学雑誌Newton(2021年9月号)

次の4パートに分かれて本が紹介されています。

・読めば宇宙が好きになる名著
・自然法則の真理に迫る名著
・生命の不思議を伝える名著
・数学の魅力がつまった名著

結城が持っている本、読んだことのある本は、100冊中27冊ありました。

ちなみにNewtonの紹介をしているのは、ちょっとしたハプニングがあって出版社さんからご連絡をいただいていたためです。宣伝を依頼されたわけではありません(関係性明示のために書いておきます)。

紙版のNewtonにミスプリがあって『数学ガール』の見出しが一覧から消えてしまっていたらしく、編集さんからわざわざお詫びのご連絡をいただいたのです(見出しが消えただけで紹介文は消えていません)。電子では訂正されていますが紙は間に合わなかったとのこと。紙版を持っている方は96番の数学ガールが消えているのが確認できるはずです。レア本です!

Newtonの「科学の名著100冊」のような企画で『数学ガール』を取り上げていただくなんて光栄なことですね。

「科学の名著100冊に『数学ガール』が載っててうれしい」という声も私のところに届いてきて、それも感謝です!

* * *

それでは、今週の結城メルマガも、どうぞごゆっくりお読みください。

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自分の執筆活動をどう分析するか - 文章を書く心がけ

質問

こんにちは。大学で心理学を専攻している者です。結城先生に質問です。

私は趣味で小説を書いており、三ヶ月に一回ほど同人誌を発行しています。

最近、Excelに一日あたりの執筆した文字数を記録し、その値をもとにして一ヶ月あたりの文字数の平均値や標準偏差を出して、一日あたりの執筆量を推測してみるといったことをしていました。

このように、執筆という活動を統計的なアプローチで分析することについて、私は非常に興味深いと感じております。

そこで結城先生に質問なのですが、先生ならどのような分析手法を用いて、ご自身の執筆活動を分析されるでしょうか。差し支えなければ、結城先生なりのアプローチをおうかがいしたいです。よろしくお願いします。

回答

非常に興味深く、またわかりやすい質問をありがとうございます(わかりやすい質問というのは、質問者の考えていることがよく伝わる質問という意味です)。

「三ヶ月に一回ほど同人誌を発行」ってけっこうな頻度だと感じました。すごいですね……

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結城浩です。いつも応援ありがとうございます!
本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。