
創造性はみんなにあるか/何をやってもうまくいかない/高校時代の勉強/目標の公言/登場人物と仲良くなりたい/パラレリズム/
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結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年5月7日 Vol.371
目次
・パラレリズムで生じる「飽き」の解消 - 文章を書く心がけ
・創造性はすべての人にあるのか
・目標を公言するのがこわい - 仕事の心がけ
・何をやってもうまくいかない状態を抜け出すには
・高校時代にどのくらい専門的な勉強をしていたか - 学ぶときの心がけ
・ルート2は存在するのか
・自分の書く物語の登場人物と仲良くなりたい - 文章を書く心がけ
はじめに
結城浩です。
いつも結城メルマガをご愛読ありがとうございます。
ようやく『数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー』の第5章までレビューアさんに送りました!
あとはエピローグなど。がんばろう、がんばろう!
◆『数学ガールの秘密ノート/ビットとバイナリー』
https://bit.ly/hyuki-note11
今回の結城メルマガ、どうぞごゆっくりお読みください。
パラレリズムで生じる「飽き」の解消 - 文章を書く心がけ
質問
「パラレリズム」によって読者に生じる「飽き」はどのように解消すればよいでしょうか。
つなぎ言葉を変えるくらいしか思いつかず、しかしそうしたときに「パラレリズム」が読者に伝わるかが不安です。
回答
これは素晴らしい質問です。
パラレリズムとは「内容的に対比させるものを形式的にも対比させる」文章の技法です。概念的に並立させられるものを、文章の構造や言葉選びにおいても並立させるといってもいいです。
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本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。