
学びの場面、四態(学ぶときの心がけ)
質問
結城さんに質問があります。
高校生の中には「受験に必要ないものは勉強しない」という姿勢の人がいます。でもそれはもったいないと思います。
一度でも「勉強の楽しさ」を知ることができたら、そのような考えにはならないと思うんですが、現代でそれは難しいのでしょうか。
結城さんはどのようなきっかけで「勉強の楽しさ」を知りましたか。
結城浩のメールマガジン 2018年3月20日 Vol.312 より
回答
ご質問ありがとうございます。
「勉強の楽しさ」とは少し話がずれますが、学びに関して思うことをいくつか書きます。やや話が発散していることをご了承ください。
家庭で学ぶ --- 生活の一部としての勉強
自分の過去を振り返ってみたのですが「勉強って楽しいな」とはっきりと意識したきっかけは思い出せません。何歳のころに「勉強って楽しい!」と初めて感じたのか……
「きっかけ」や時期についてははっきりしませんね。ただ、父が教師だったので「本を読むこと」や「学ぶこと」は生活の一部としてあたりまえでした。
何かを知ったり、学んだり、伝えたり、教えたり。
そういった活動は、家庭生活の中で普通のできごとでした。
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