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自分の活動が実を結んでいないように感じている(仕事の心がけ)

質問

これまで、創作活動やプログラミングなどいろいろなことを興味の向くままにやってきましたが、「大きいことを成し遂げられていない」という気がしています。

私はそのときどきに興味のあることをちょろっとやって終わりになることが多いです。そのため、「目標に向かって積み重ねること」ができていなかったのではないかという気がしています。

新年に「今年の目標」や「やりたいこと」を考えていて、上記のことに気づいたのですが、自分の活動に自信を持つためにできることはあるでしょうか。

結城浩のメールマガジン 2021年2月23日 Vol.465 より

回答

ご質問ありがとうございます。

質問の中で、あなたの求めていることがいま一つはっきりしない部分があったので、言い換えつつ思うところを書いてみますね。

あなたのご質問には、四つの項目が出ていました。

 (1)大きいことを成し遂げられていない。
 (2)興味のあることをちょろっとやって終わりになることが多い。
 (3)目標に向かって積み重ねられていない。
 (4)自分の活動に自信を持つためにできることはあるか。

(1)(2)(3)の関係を考えてみますと「(2)のゆえに(3)になって(1)という結果になっている」わけですね。ちょろっとやって終わりになるから、積み重ねられず、大きなことが成し遂げられない。それは理解できます。

でも、そこから(4)の質問が出てくるところが……ちょっとわかりませんでした。

そこで勝手ながら、あなたの求めることを次のように表現してみます。

(求めること)
興味のあることをちょっとやって終わりにするのではなく、目標に向かって積み重ねていくことで大きなことを成し遂げたい。自分にはそのような積み重ねをしていくこともできるのだと実感し、自信を持ちたい。

まず、あなたの素晴らしいところは「興味のあることをやってみる」という行動力です! たとえ「ちょろっとやって終わりにすること」が多いとしても、それだけの行動力があるのはすごいことです。なぜなら、大多数の人は興味をもっても、まったくやらないからです。ですからあなたの行動力は大切にし、よく生かしましょう!

あなたの質問を読んでいて一番「おや?」と思ったところは「ちょろっとやって終わり」の部分です。終わりになるとき(あなたが終わりにするとき)の心理を深掘りしたくなりました。

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