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愛の原則(仕事の心がけ)

こんにちは、結城浩です。

愛の原則」をあなたは知っていますか。

これはほとんどすべての活動で役立つ奥義中の奥義です。

それは「相手のことを考える」という原則です。

教師なら「生徒のことを考えているか?」
営業マンなら「顧客のことを考えているか?」
著者なら「読者のことを考えているか?」

これは本当に役立つ知識なので覚えておきましょう。

よい教師は、自分の指導が生徒にどんな影響を与えているかを考えます。

よい営業マンは、自分が求めていることではなく、顧客が求めていることに注目します。

よい著者は、読者の視点に立って判断を行います。

どんな活動でも、一人で完結することはほとんどありません。ですから「相手のことを考える」という愛の原則は、どんな活動でも役に立つ奥義なのです。

……という話をすると、多くの人が「もっともだ、そうだろうな」と思います。でも、それを実践することは難しいのです。相手のことをつい、忘れてしまうのが人間の姿。

愛の原則」をしょっちゅう思い出さないと、生徒に何がどう伝わっているかを見ない教師や、自分の求めることをごり押しする営業マンや、読者を置いてけぼりにしてしまう著者になってしまいます(自戒)。

相手のことを考える」という愛の原則、ぜひ、意識してみてください。

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結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年6月6日 Vol.271 より


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