愛の原則(仕事の心がけ)
こんにちは、結城浩です。
「愛の原則」をあなたは知っていますか。
これはほとんどすべての活動で役立つ奥義中の奥義です。
それは「相手のことを考える」という原則です。
教師なら「生徒のことを考えているか?」
営業マンなら「顧客のことを考えているか?」
著者なら「読者のことを考えているか?」
これは本当に役立つ知識なので覚えておきましょう。
よい教師は、自分の指導が生徒にどんな影響を与えているかを考えます。
よい営業マンは、自分が求めていることではなく、顧客が求めていることに注目します。
よい著者は、読者の視点に立って判断を行います。
どんな活動でも、一人で完結することはほとんどありません。ですから「相手のことを考える」という愛の原則は、どんな活動でも役に立つ奥義なのです。
……という話をすると、多くの人が「もっともだ、そうだろうな」と思います。でも、それを実践することは難しいのです。相手のことをつい、忘れてしまうのが人間の姿。
「愛の原則」をしょっちゅう思い出さないと、生徒に何がどう伝わっているかを見ない教師や、自分の求めることをごり押しする営業マンや、読者を置いてけぼりにしてしまう著者になってしまいます(自戒)。
「相手のことを考える」という愛の原則、ぜひ、意識してみてください。
結城浩はメールマガジンを毎週発行しています。あなたも購読してみませんか。
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年6月6日 Vol.271 より
いいなと思ったら応援しよう!
あなたからいただいたチップは、本やコンピュータを買い、多様なWebサービスに触れ、結城が知見を深める費用として感謝しつつ使わせていただきます! アマゾンに書評を書いてくださることも大きな支援になりますので、よろしくお願いします。
https://amzn.to/2GRquOl