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「数学ガール」がシリーズ累計50万部を越えました。

2019年の11月に結城浩の最新刊『数学ガールの秘密ノート/学ぶための対話』が刊行され、これで「数学ガール」と「数学ガールの秘密ノート」という二つのシリーズの累計刷り部数が50万部を越えました。

2007年に『数学ガール』として刊行された数学青春物語がこんなに長く続いているのは、ひとえに応援してくださる読者さんのおかげです。深く感謝いたします。

2019年現在で「数学ガール」シリーズは6冊。「数学ガールの秘密ノート」は12冊。やさしいもの(たとえば連立方程式、比例と反比例)から、難しいもの(たとえばフェルマーの最終定理、ゲーデルの不完全性定理、ポアンカレ予想)までさまざまなテーマを扱っています。

もしも12年前に、これらの本のテーマを見せられて「あなたはこれからこんな本を書きなさい」と言われたら全力で「絶対無理!」と拒否したはずです。そんなに広範囲に渡る本を、多くの人にわかりやすく書くなんて、自分には絶対無理だもの!

できるところから少しずつ進めることは大事。そのことを思います。めげずに続けることは大事。そのことをつくづく思います。12年続けてここまで来ることができました。《継続は力なり》。

《継続は力なり》。まったくその通り。そして、継続するための力を結城に送ってくれたのは、ほかならぬ「あなた」なのです。

あなたが応援してくれた。あなたが誉めてくれた。あなたが励ましてくれた。あなたが読んでくれた。あなたが友達に紹介してくれた。

ブログに記事を書き、Twitterで言及し、RTし、Facebookで話題にし、お年玉で揃え、ビブリオバトルで熱弁をふるい、「この本おもしろいよ」と後輩に伝え、学級文庫に並べてくれた。そんな、あなた。

結城のツイートにそっと「いいね」を付けてくれた。そんな、あなた。

あなたのおかげで12年も継続することができたんです。

ありがとうございます。

これからも応援よろしくお願いいたします!


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