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久方のひかりのどけき春の日にしづ心なく花のちるらむ

#紀友則 (きのとものり) #古今和歌集 84 #jtanka #短歌 #春

日の光がのどかな春の日だというのに、どうして落ち着いた心もなく桜の花は散るのでしょう。

「久方の」はここでは「光」の枕詞。

「のどけき」はク活用の形容詞「のどけし」の連体形。

「しづ心」は「落ち着いた心」。

「ちるらむ」は「ちる+らむ」。「ちる」はラ行四段活用動詞「ちる」の連体形。「らむ」は推量の助動詞「らむ」の終止形。現在起きていることの理由を推量している。

作者は散っていく桜を見て「落ち着かない様子だ」と擬人的に思っているのでしょうか。それとも散っていく桜を見て「自分の気持ちが落ち着かない」と思っているのでしょうか。

ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しづごころなく はなのちるらむ
ひさかたの ひかりのどけき はるのひに しずごころなく はなのちるらん

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結城浩

書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。

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