
対話とマウンティング/考えることに無関心な生徒/理解を確かめる/編集者との関わり/新しいカバン/
15
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年8月20日 Vol.386
目次
・どんなときに「理解できた」と感じるか
・編集者は著者の文章にどこまで手を入れていいのか - 本を書く心がけ
・考えることに関心がない生徒 - 教えるときの心がけ
・専門知識でマウント取りたがっていると思われないために
・新しいカバンと一貫性
はじめに
結城浩です。
いつもご愛読ありがとうございます。
先週はとんでもない暑さでした……
今週はだいぶやわらいでいるようですが、それは比較しているからであって、正直暑いです……
世の中はお盆明けでしょうか。学校の生徒さんは、そろそろ夏休みの宿題が気になる頃? 暑さに負けずがんばってくださいね。
私は先週もいつもと変わらず仕事を続けておりました、暑かったけど!
(さっきから「暑い」しか言ってない)
* * *
そ、それでは、今回の結城メルマガ、どうぞごゆっくりお読みください。
どんなときに「理解できた」と感じるか
質問
結城先生は、これまでいろいろな物事を「理解」してきたと思います。
新しい概念を学んでいる途中で、その概念の本質のようなものを「理解できた」と思う瞬間はありますか。
もしあるとすれば、それはどのようなときに感じるでしょうか。
回答
ご質問ありがとうございます。
少し考えてみたのですが、意外に難しい質問ですね。あなたが期待するのは「エウレカ!」の瞬間のようなものだと想像します。「なるほど!」と膝をポンと打つ瞬間という意味です。でも、私の場合は何だかちょっと違うみたいです。
対話とマウンティング/考えることに無関心な生徒/理解を確かめる/編集者との関わり/新しいカバン/
結城浩
216円

15
本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。