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傷つけた相手が、半年経ってもまだ怒っているけれど、私はいったいどうすればいいのか(コミュニケーションのヒント)

質問

結城先生、こんにちは。

他人を傷つけた人間は、傷ついた本人に許してもらえるまでそれを償い続けなければならないのでしょうか。

私は以前、趣味を通じてSNSで知り合った友人Aを、自分の言動で傷つけてしまいました。

友人Aは、私との連絡手段を断ち、それから半年が経ちました。しかし先日、私が(よせばいいのに)別アカウントから友人Aの様子を見にいったところ、友人Aは、「自分を傷つけた○○(これは私のことです)が、趣味を楽しんでいるのを見ると怒りが収まらない」ということを話していました。

おそらく友人Aも、どこかで私の近況を見たのでしょう。

私は、このように強い負の感情を人に抱かれたことがなかったため、私はどうすればいいのかわからなくなりました。

「友人Aへのせめてもの償いとして、共通の趣味から離れるべきなのか」とも考えましたが、その一方で「ネット上の関係なのだから忘れてしまえばよい」と思う自分もいます。

このようなことを質問されても困ってしまうかもしれませんが、結城先生でしたらどうなされるでしょうか。

結城浩のメールマガジン 2021年1月26日 Vol.461 より

回答

ご質問ありがとうございます。

人間関係は複雑で微妙なものです。ちょっとしたことで、誰しも互いに傷つけたり傷つけられたりします。もちろん、どちらも不愉快だったり気が重くなったりしますね。どのようにすればいいかはさておき、お気持ちお察しします。



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