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「朝の時間」は勉強と執筆のどちらに使うべきか(文章を書く心がけ)


質問

結城浩様

こんにちは。いつも楽しく読ませていただいています。

結城さんはいつも質にこだわっておられると思います。

執筆はできるだけ頭の冴えている朝にするべきだ」というお話を以前いただきました。非常に重要なことだと思ったのですが、いざ実行しようと思うと、別の悩みが出てきました、それは、執筆は、頭の冴えている朝にやりたいが、勉強も、頭の冴えている朝にやりたいということです。

数学にせよ、なんにせよ、勉強することは、頭の冴えているときにやってこそ身につくし、新しい発見があるように思えます。しかしながら、執筆も朝にやりたいのです。

その結果、朝の時間が致命的に足りなくなってしまいます。このあたり、どのように頭を整理して、どういう方針で臨んだらよいでしょう。

どっちをどういうときに優先するかなど、ありますでしょうか。

ご意見をおきかせください。

結城浩のメールマガジン 2017年12月26日 Vol.300 より

回答

ご質問ありがとうございます。

頭が冴えている朝の時間をどのように使うかという問題ですね。これは非常に大事な問題ですが、短い答えは「私も試行錯誤を続けています」になります。

以下、関連することを書いていきますね。

以下に書かれているのは「朝の時間をこのように使えばいい」という意味での回答ではありません。それは当然のことです。人によって、状況によってどう使えばいいかは異なるからです。

以下に書かれているのは「自分の時間の使い方を検討するときには、こうしたらどうでしょう」という回答です。その点をご理解ください。

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