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三年連続で第一志望に不合格(人生を歩む)

質問

結城さん、こんばんは。いつも素敵な作品をありがとうございます。

いきなりですが、大学入試の合格発表があり、残念な結果になってしまいました。3年連続の不合格です。つまり二浪しても第一志望に合格できなかったということです。正直かなり辛いです。

結城さんは浪人に関して過去に「一生懸命勉強する一年があってもいい」というような肯定的なコメントをしていたと思います。私も一浪までは頑張ってもいいと思っていました。しかし一浪して迎えた去年の合格発表で涙を流し、ボロボロになりながらも志望校合格へ向けて分析と改善を繰り返す日々を一年間積み重ねました。

ところがまたしても結果は不合格。理由はただ一つ。点数が足りなかったからです。点数を取るために背景知識や出題意図まで考えたにも関わらず、喉から手が出るほど欲しかった点数が足りない。

受験生がよく陥る、不合格によって人格が否定されるように感じることは私にはわかりません。ただ、自分が合格したい、できる、と思って受けた試験で点数が取れない。点数を取るための勉強も、学問としての本質を見極めようとする精神も持ち続けたのに落ちる。辛すぎます。

やや感情的になってしまいました。申し訳ありません。

特にやりたい仕事もなく、先行きも見えない中で見つけた目標に3回挑戦しても届きませんでした。もう一度挑戦すべきか、一度離れて何の目標もない生活を送り、新たな目標が現れるのを待つべきか、考える参考になにか意見をください。

長文で失礼しました。よろしくお願いします。

結城浩のメールマガジン 2020年5月19日 Vol.425 より

回答

まずは、お疲れさまでした。がんばりましたね。本当にがんばりましたね。お疲れさまでした。結果が意に沿わぬものとなって辛いこととは思いますが、まずはご自身を「がんばったな」とねぎらいましょう。

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