手を動かしながら学ぶのが苦手
質問
結城先生に質問があります。
プログラミングにしろ実験にしろ、私は「いったん勉強したこと」を手を動かして習得していくのは楽しくこなせます。でも、「手を動かしながら勉強する」のは、どうしても頭がこんがらがって上手くこなせません。
そのような私に対して、まわりの人は「要領が悪い」や「知識ばっかりの頭でっかちになっている」や「知識に引きずられ過ぎだ」などと言ってくるので、私は落ち込んでしまいます。
また世間の「先に勉強から始める人よりも、先に行動する人の方が成功できる」という話を聞くとさらに落ち込みます。「勉強すること」から始めるのよくないのでしょうか。また、私は今後、どうするべきだと思いますか。
回答
ご質問ありがとうございます。
「勉強すること」が先か、「手を動かすこと」が先かというご質問ですね。
(1)勉強してから、手を動かして習得する
(2)手を動かしながら勉強して習得する
この二つを両方やってみて、より成果が上がる方があなたに合った方法だと私は思いますよ。
そもそも「学び方」というのは人によってさまざまです。話を耳で聞かないと頭に入らない人もいますし、文字を読まないといけない人、絵や動画で見ないとしっくりこない人、抽象的な理論がないと納得しない人……「学び方」というのは本当にさまざまなのです。
自分に合った学び方を見つけるのは「学びについての学び」を行うという大事なプロセスです。ですから、機会があるごとにいろんな方法を試してみて、うまく成果が上がる方を採用すればいいだけのことです。
あなたを育てるのは最終的にはあなた自身。ですから、他の人からいくら「要領が悪い」と言われたとしても「いや、要領が悪いように見えるけど、この方が自分にはしっくりくるのだ」という方法があるなら、それで進むのが結果的にはうまくいくでしょう。
ただし、「勉強すること」が先だと考える場合にはちょっと注意すべき点があります。
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