100日を1セットで考える(仕事の心がけ)
「100日を1セットで考える」という話をしましょう。
たとえば現在50歳の人が80歳まで活動をしたいとしましょう。単純計算で30年間ありますね。閏年とか細かいこと言わずに365を掛けると10950日。これを約10000日としておきましょう。つまり、現在50歳の人が持っている残り時間は約10000日になります。
10000日というと大きさがピンと来ないので、
「100日を1セットで考える」
ことにしましょう。100日あったら何かしらまとまった活動ができそうですよね。1セットでまとまった活動が1個できると考える。
そうすると残り時間10000日というのは、
「50歳から、まとまった活動が100個できる」
と言い換えることができます。30年で100個。さあこれを多いと見るか少ないと見るか。
同じ計算を20歳に対して行ってみます。現在20歳の人が80歳まで活動するとしたら、単純計算で残り時間は60年間。すると、100日を1セットで考えるなら、
「20歳から、まとまった活動が200個できる」
といえます。60年で200個。ふーむ……
100日を1セットとすると、1日はその1パーセントになりますね。3〜4ヶ月で1セット。1年は3〜4セット。
自分に残された時間は何セットあるか。
そのうちの何セットを使って自分は何をするか。
そのように考えるのは新しい視点になりそうです。
結城浩のメールマガジン 2019年9月24日 Vol.391 より
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