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信頼できない情報にのめり込む友人/執筆作業と別世界/受験勉強/自分に適用してこその読書/心を病みそうになっている方へ/再発見の発想法/

結城浩

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2023年1月17日 Vol.564



はじめに

こんにちは、結城浩です。

最新刊の話。

結城は現在「数学ガールの秘密ノート」シリーズ第16弾に取り組んでいます。

ようやく先週、すべての原稿をまとめて編集部に送りました。脱稿です!

……とはいっても、作業がぜんぶ終わったわけではなく、編集部の方で原稿を読んで疑問点チェックしているあいだも、私の方で読み返し作業や細かい修正作業は続きます。要するに、私の側と編集部の側で並行作業ができる状態まで来たということですね。

刊行の予定はまだはっきりとは決まっていませんが、おそらく春頃になると思います。どうぞお楽しみに!

◆数学ガールの秘密ノート/第16弾(ただいま執筆中!)

「数学ガールの秘密ノート」シリーズは15冊ありますけれど、どれから読んでも楽しめますので、ぜひどうぞ!

◆「数学ガール」って、どれから読めばいいの?

* * *

それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。



目次

  • 私を「私」にしているもの - ショート

  • 信頼できない情報にのめり込む友人

  • 執筆作業と別世界への旅 - 本を書く心がけ

  • 「受験勉強」と「勉強」の最大の違い - 学ぶときの心がけ

  • 自分に適用してこその読書

  • 忙しさの中で、悩みごとの中で、心を病みそうになっている方へ - 心の健康

  • ダミー - 再発見の発想法



私を「私」にしているもの - ショート

科学者は、いつも次の実験のことや先日書いた論文のことを考えているだろう。

料理家は、メニューや季節の素材を考えているだろう。

絵師は、いつも絵を描く目でものを見ているはずだ。電話で友人と話していても、手は絶え間なく絵を描いているだろう。散歩しても色や形を味わい、その違いを認識している。

私は言葉を考えている。さっき書いたばかりの文章を反芻し、比喩や言い回しを点検し、語彙選択が適切かどうかをチェックする。誰に命じられたわけでもなく、お金や仕事も関係なく、当たり前のようにそうしている。

呼吸するように、いつもやっていること。

それが、私を「私」にしている。



信頼できない情報にのめり込む友人

質問

結城さんに質問です。

いわゆる「オカルト」という分野があります。私の友人の中には、オカルトに真剣にのめりこんでしまった人がいます。たとえば地震などのおかしな話を真に受けてこわがっています。信頼していい情報と、そうではない情報の見分けが難しかったのかもしれません。判断する力を付けるには何をすればいいのでしょうか。

回答

ご質問ありがとうございます。

これはとても難しい話で、オカルトの専門家ではない私がきちんと言えることはあまりありません。あくまで常識的な考えに過ぎませんけれど、少しお話しします。

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