最初はいっしょに(教えるときの心がけ)
「教えるときの心がけ」のコーナーです。ここでは教えるときのちょっとしたヒントをお話しします。
今日は「最初はいっしょに」というお話をします。
以下では便宜上「教師」と「生徒」という表現を使いますが、「教師」はあなた自身で、「生徒」はあなたが教える(指導する、しつける)相手だと思ってください。たとえば親が子に教えるなら教師は親、生徒は子にあたります。
結城浩のメールマガジン 2013年01月08日 Vol.041 より
●宿題をさせる ―― 最初はいっしょに
私たちは教えるときに、相手との関係を固定的に考えがちです。
たとえば、親が子供に宿題をさせるとき、
子供のそばに座って宿題をみてなんかいられない
と思うことがあります。まあそれは正論です。
でも、子供によってはなかなかきっかけがつかめなかったり、宿題をするという習慣が身につかなかったりするでしょう。
結果的に「宿題やりなさい。なんで自分でしっかりできないの!」と口で怒るだけになってしまいます。
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