ほめて、ほめて、ほめ続ける(日々の日記)
先日公園を通りかかったときのことです。
公園には木がたくさんあり、落ち葉が一面に広がっていました。
そんな中に、足元がおぼつかない小さな子と、そのママさんらしき人がいました。
小さな子は、両手でいっぱいに落ち葉をつかんでは、よたよたと歩いて、ぱあああっと散らしています。
何度も何度も繰り返して、散らしています。
あたりまえですが、どこかに落ち葉を集めるわけでもなく、落ち葉を選んできれいに並べるわけでもありません。ただ単に、ぱあああっと散らしているだけです。
でもそのあいだ、ママさんは子供の隣でずっと、
じょうず、じょうず! じょうずだね!
と言い続けています。
子供はうれしそうに、落ち葉散らしを繰り返し、ママさんもうれしそうに、ほめ続けます。ほめて、ほめて、ほめ続けているのです。
通りかかった私は、そのようすを見て、とても幸せな気持ちになりました。
私も、文章を書きながら、自分自身に対して、
じょうず、じょうず! じょうずだね!
とほめ続けたい。ほめて、ほめて、ほめ続けたい。
それはきっと、うまずたゆまず繰り返すための、大きな力となるはずだから。
じょうず、じょうず! じょうずだね!
結城浩のメールマガジン 2017年11月14日 Vol.294 より
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