noteの数式表現(試験運用→正式運用)
はじめに
このnoteに関する注意や経緯などを簡単に書きます。
2021年10月28日
注意:このnoteでは、試験運用中の機能を用いて数式表現を行っています。まだ確定した機能ではありません。表示上で結城が気になった部分は、以下のツイートから始まるスレッドにスクショ付きで下げています。運営さんが把握して適切に(対処するしないも含めて)判断するでしょう。結城が開発や対策をしているわけではありません。上のスレッドでは気になった点のみを挙げていますが、関係者のご尽力には深く感謝&期待しております。
2021年11月24日
インライン数式の指定方法が$${\$\cdots\$}$$ ではなく $${\$\$\{\cdots\}\$\$}$$ にかわったとの連絡を受けて修正しました。
2021年11月29日
note公式さんが数式表現の実験に関するnoteを公開しました。
2021年12月7日
すべてのクリエイター向けに「数式」が使えるようになりました。
数式記法(KaTeXへのリンク)
KaTeXの数式記法がもとになるらしいです。
三平方の定理の例
直角三角形の三辺の長さを$${a, b, c}$$とし、そのうち斜辺の長さを$${c}$$とすると、
$$
a^2 + b^2 = c^2
$$
が成り立つ。
直角三角形の三辺の長さを$${a, b, c}$$とし、そのうち斜辺の長さを$${c}$$とすると、
$$
a^2 + b^2 = c^2
$$
が成り立つ。
和を表すシグマ
$$
\sum_{n=1}^\infin \frac{1}{n^2} =\lim_{n\to \infty} \left( \frac{1}{1^2} + \frac{1}{2^2} +\cdots +\frac{1}{n^2} \right)
$$
$$
\sum_{k=0}^\infty\heartsuit^k = \textrm{?}
$$
$$
\sum_{\substack{0<i<m\\0<j<n}} a_{ij}
$$
連分数
$$
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \dfrac{1}{
1 + \cdots
}}}}}}}}
=
\frac{1+\sqrt{5}}{2}
$$
万有引力の法則
地球の質量を$${M}$$とします。
ロケットの質量を$${m}$$とします。
地球とロケットを結ぶ直線を座標軸とし、地球を原点として、ロケットの位置を$${r}$$とします。
$${r > 0}$$として考えることにします。
万有引力定数を$${G}$$とします。
このとき、地球からロケットに掛かる重力の大きさ$${F}$$は、次の式で表せます(万有引力の法則)。
$$
F = G\frac{Mm}{r^2}
$$
また、地球からロケットに掛かる重力の向きは、ロケットから地球に向かう向きとなります(引力)。
行列
KaTeXより
$$
\begin{pmatrix}
a & b \\
c & d
\end{pmatrix}
$$
大きめのもの
$$
\begin{pmatrix}
B\\
C\\
A\\
D\\
\end{pmatrix}
\begin{pmatrix}
0 & 1 & 0 & 0 \\
0 & 0 & 1 & 0 \\
1 & 0 & 0 & 0 \\
0 & 0 & 0 & 1 \\
\end{pmatrix}
\begin{pmatrix}
A \\
B \\
C \\
D \\
\end{pmatrix}
$$
平均値の定理
二つの実数$${a,b}$$は、$${a < b}$$を満たすとする。関数$${f(x)}$$は、$${a \leq x \leq b}$$で連続とする。さらに関数$${f(x)}$$は、$${a < x < b}$$で微分可能とする。このとき、
$$
\frac{f(b) - f(a)}{b - a} = f'(c)
$$
を満たす実数$${c}$$が、$${a}$$と$${b}$$のあいだに存在する($${a < c < b}$$)。
可換図式(KaTeXの例より)
$$
\begin{CD}
A @>a>> B \\
@VbVV @AAcA \\
C @= D
\end{CD}
$$
\overbrace, \underbrace(KaTeXの例より)
$$
\overbrace{a+b+c}^{\text{note}}
$$
$$
\underbrace{a+b+c}_{\text{note}}
$$
フーリエ級数(Wikipediaより)
インライン数式
$${\frac{a_0}{2} + \sum_{k=1}^\infty (a_k\cos kx+b_k\sin kx)}$$
$${\sum_{k=0}^\infty {(-1)^k \over 2k+1}\cos((2k+1)x) = {\pi \over 4} , \left(-{\pi \over 2} < x < {\pi \over 2}\right)}$$
ディスプレイ数式
$$
\frac{a_0}{2} + \sum_{k=1}^\infty (a_k\cos kx+b_k\sin kx)
$$
$$
\sum_{k=0}^\infty {(-1)^k \over 2k+1}\cos((2k+1)x) = {\pi \over 4} , \left(-{\pi \over 2} < x < {\pi \over 2}\right)
$$
三角関数(Wikipediaより)
インライン
$${\sin(\alpha \pm \beta) = \sin \alpha \cos \beta \pm \cos \alpha \sin \beta}$$
$${\tan(\theta_1 + \theta_2) = \frac{ e_1 }{ e_0 - e_2 }= \frac{ x_1 + x_2 }{ 1 \ - \ x_1 x_2 }= \frac{ \tan\theta_1 + \tan\theta_2 }{ 1 \ - \ \tan\theta_1 \tan\theta_2 }}$$
ディスプレイ
$$
\sin(\alpha \pm \beta) = \sin \alpha \cos \beta \pm \cos \alpha \sin \beta
$$
$$
\tan(\theta_1 + \theta_2) = \frac{ e_1 }{ e_0 - e_2 }= \frac{ x_1 + x_2 }{ 1 \ - \ x_1 x_2 }= \frac{ \tan\theta_1 + \tan\theta_2 }{ 1 \ - \ \tan\theta_1 \tan\theta_2 }
$$
テーブル(表)
$$
\begin{array}{c|cccccc}
n & 0 & 1 & 2 & 3 & 4 & 8 \\
\hline
F_n & 0 & 1 & 1 & 2 & 3 & 5
\end{array}
$$
$$
\begin{array}{c|cccccc}
n & 0 & 1 & 2 & 3 & 4 & 8 \\
\hline
F_n & 0 & 1 & 1 & 2 & 3 & 5
\end{array}
$$
複雑な例
(A KaTeX Table Cheat Sheet For Notion — Red Gregoryから)
\begin{array}{c:c}
\colorbox{yellow}{Title Here} &
\text{Sub Title} \\ \hline \\
\text{Data 1} &
\text{SubData For Data 1} \\ &
\text{SubData For Data 1} \\ &
\text{SubData For Data 1} \\ \\
\text{Data 2} &
\text{SubData For Data 2} \\ &
\text{SubData For Data 2} \\ &
\text{SubData For Data 2} \\ \\
\text{Data 3} &
\text{SubData For Data 3} \\ &
\text{SubData For Data 3} \\ &
\text{SubData For Data 3} \\
\end {array}
$$
\begin{array}{c:c} \colorbox{yellow}{Title Here} & \text{Sub Title} \\ \hline \\ \text{Data 1} & \text{SubData For Data 1} \\ & \text{SubData For Data 1} \\ & \text{SubData For Data 1} \\ \\ \text{Data 2} & \text{SubData For Data 2} \\ & \text{SubData For Data 2} \\ & \text{SubData For Data 2} \\ \\ \text{Data 3} & \text{SubData For Data 3} \\ & \text{SubData For Data 3} \\ & \text{SubData For Data 3} \\ \end {array}
$$
日本語
$$
\begin{array}{c:c} \colorbox{yellow}{黄色いタイトル} & \text{サブタイトル} \\ \hline \\ \text{すごいデータ1} & \text{サブデータ1} \\ & \text{サブデータ1} \\ & \text{サブデータ1} \\ \\ \text{なかなかのデータ2} & \text{サブデータ2} \\ & \text{サブデータ2} \\ & \text{サブデータ2} \\ \\ \text{まずまずのデータ3} & \text{サブデータ3} \\ & \text{サブデータ3} \\ & \text{サブデータ3} \\ \end {array}
$$