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過激な言葉を使う弱い人(コミュニケーションのヒント)

世の中には、過激な言葉・攻撃的な言葉・大げさな言葉を頻繁に使う人がいる。

そういう人は一見「強い」ように見えるけれど、 ほんとうは「弱い」んじゃないだろうか。「弱い」からこそ、過激な言葉を使わざるを得ないんじゃないだろうか。

過激な言葉を使う人を必要以上に攻撃すると、なおいっそう過激さが増してしまう危険性がある。なので、やさしい気持ちになって相手をする方が平和を保つことになるかも、とときどき思います。

過激な言葉を使う人の心を推し量るのは難しいですが、可能性としては、

・そうしないと自分は注目を集められない。
・そうしないと自分の主張が受け入れてもらえない。
・そうしないと相手に馬鹿にされる。

そんな思いがあるのかもしれない、と想像します。

正しい主張は、ふつうの言葉で述べても分かる人には分かる。伝わる相手には伝わる。世の中の人はそんなに馬鹿じゃない。主張を理路整然と述べるだけでいいことも多い。

主張すべきことをただ述べるのではなく、過激な言葉にしなければいけないとしたら、 その理由としては、

・自分の言葉を聞いている人のリテラシーを過小評価している。
・自分の主張が実は真実に基盤を置いていないと自覚している。

ということかもしれないな、と思っています。

言葉は難しいもの。でも、言葉はすばらしいもの。結城はそう思う。

できるならば、自分の小さな虚栄心を保持するために言葉を使うのではなく、自分の理想を語り、喜びを描き、感動を伝えるために言葉を使いたい。

そんなふうに思います。

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#コミュニケーションのヒント #コミュニケーション

※結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2015年6月9日 Vol.167


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結城浩

書籍執筆者。著書に『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など。http://bit.ly/hyuki-mm にて「結城メルマガ」をnote配信中。https://bit.ly/girlnote にてcakes連載中。2014年度日本数学会出版賞受賞。

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