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つらいときや悲しいときほど人に相談できない(コミュニケーションのヒント)

結城浩

質問

結城先生。私は、つらいときや悲しいときほど、人に相談することができません。

もともと人に相談をすることが苦手で、自分のことについて誰かに自発的に話すこともあまりしない方です。ですから、人に相談できる方や、弱音を吐いたり頼ったりできるパートナーがいる方を見ると、とても羨ましいなと思ってしまいます。

心の中では誰かに頼りたい、弱音を吐きたい、つらさや悲しみを聞いてもらいたいと思うのですが、誰にどのように言えば良いかも分かりません。

また、仮に言ったとしても私自身は楽になるかもしれないですが、聞かされた側が負担に感じてしまう場合もあると思うので、言わずに自分で耐えて乗り越えることが良いのかもしれないと考えてしまいます。

まとまりのない質問になってしまい申し訳ありません。結城先生はつらさや悲しみをご自分の中で昇華しますか、それともどなたかに吐露されたりしますか。

結城浩のメールマガジン 2019年7月9日 Vol.380 より

回答

ご質問ありがとうございます。

あなたのお気持ちはよくわかります。ふだんから人に話しなれていないと、いざというときに相談することは難しいと思います。つらいときや悲しいときというのは、いつもよりも自分の能力が落ちているわけですから、いつもと違う行動を取るのは難しいことですね。

ですから、できるならば、話をできる相手を見つけておき、あれこれとおしゃべりしておくのは自分のセーフネットとして大切なことだと思います。そのような話をできる相手との人間関係を大切にしておくという意味です。調子のいいときにはそんな必要性を感じないかもしれませんけれど。

あなたのご質問の中で私が一番引っかかったのは「仮に言ったとしても私自身は楽になるかもしれないですが、聞かされた側が負担に感じてしまう場合もある」という部分です。これは相手への配慮にあふれた言葉であり、慎ましいように思えますが、よくよく考えてみると、いささか分を越えていると私は思います。

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