結城浩
SNSがつらくなるとき(コミュニケーションのヒント)
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SNSがつらくなるとき(コミュニケーションのヒント)

結城浩

質問

結城先生は、SNSがつらくなるときはありませんか。

結城浩のメールマガジン 2020年6月2日 Vol.427 より

回答

ご質問ありがとうございます。

結城の場合、メインで使っているSNSはTwitterですので、それを念頭に置いてお話しします。InstagramやFacebookなど、SNSごとに文化や機能が異なると思うので、事情は違うかもしれません。

「SNSがつらくなるとき」は、なくはないですね。でも、つらくなったら時間をおいたり、適当にミュートしたりして、つらくないようにしています。私にとってSNSは「苦痛を耐えつつ居なければならない場所」ではないからです。

結城にとって「SNSがつらい」と感じるのは、SNSで乱暴な言葉を見聞きしたり、誰かが誰かを非難している言葉に触れたりするときです。その言葉が自分に向かってくるものかどうかとは、あまり関係がありません。

最近の社会情勢によりストレスを受けている人が多いためか、SNSが殺伐とする場面はよく見かけます。もしかすると、SNSにいる人にとって「SNSが殺伐とするために、さらにストレスがかかる」といった悪循環があるかもしれませんね。

結城がよく思うことですが、SNSで見かける発言に対して「あの人は、こうなればいいのに」や「この人、こうすればいいのに」と思うときは注意が必要です。《他者を動かそうとする気持ち》が大きくなりすぎるとつらくなることが多いからです。

《他者を動かす》というのは不可能……とまではいえませんが、非常に困難なことであり、ときには無謀なことです。それはつらい気持ちがどんどん増し加わる要因となります。自分の無力感や、変化しない相手に対する怒りなどが加わるからです。

結城は、他者を動かしたい、他者を変えたいという気持ちになったときには、その気持ちを回避する傾向があります。もちろん、自分の仕事相手との対話ならば、きちんと話し合って時間を掛けて意見交換を心がけます。でも、SNSでは自分のなすべきことの優先度を考えて行動します。

あまりにもこちらにストレスとなるツイートを見かけたり、自分のキャパを越えるような状況になるなら、自分でできることを行います。それは、たとえばミュートであり、たとえばアンフォローです。

他の人の乱暴な言葉がいやになったときは、その人に対して「乱暴な言葉を使うな」と言うのではなく、黙ってその人をミュートしちゃうことが多いですね、私の場合は。

以上です。ご質問ありがとうございました。何かしらの参考になればうれしいです。

◆ミュートの詳細設定オプションを使用する方法

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#結城浩 #コミュニケーションのヒント #コミュニケーション #Twitter #SNSがつらくなるとき

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結城浩
本を書く生活がもうすぐ30年目。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『暗号技術入門』『数学文章作法』など50冊以上。活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。