Campfire Cooking(結城浩のゲーム紹介)
パズルゲームにチャレンジしていて、非常によく起きる現象がふたつあります。
パズルゲームで起きる現象、一つ目。それは、
どうしても解けない面があって、何度続けてもダメなのに、少し時間おいて試すとさらっと解ける
という現象です。本当によくあります。
できないからといって、何度も続けてチャレンジするのは得策じゃないということです。いったん時間をおいてから試すのがいいみたいですね。
自分の中には「この方法しかない」という思い込みがあり、続けてチャレンジしてもその思い込みを振り払えません。その結果、同じルートをたどって失敗する。でも、時間をおくことでその思い込みを忘れ、新たな気持ちで取り組むので正解にたどり着けるのでしょう。
「孵化効果」と呼ぶらしいです。
パズルゲームで起きる現象、二つ目。それは、
少しずつ答えに近づくのではなく、突破口を見つけたとたんすべてが解ける
という現象です。
パズルゲームの各面には「これがわかれば解けるけれど、わからなければ解けない」というカギがあるのです。ですから、カギをつかむ(突破口を見つける)ことがすべてを決めるということ。
パズルゲームには、発見の困難と、発見の歓喜があるのですね。
さて、Campfire Cookingは、キャンプファイアでマシュマロを焼いたり、煮物をしたりするパズルゲームです。
一つの串に二つも三つもマシュマロが刺さっていて、同じ面を二回以上焼いてはいけないという制約の中、全面をおいしく焼こう!という楽しいゲームです。
シーンが進むごとに難易度が少しずつ上がっていきますし、しかも毎回、発想の転換を要求されますので、なかなか楽しめます。
◆Campfire Cooking
結城浩のメールマガジン 2017年12月26日 Vol.300 より
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