
プログラマ、不調からの復帰/人前で発表/読者の感想を受けとめる/サイエンスコミュニケーション/作業ログの続け方/
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2022年11月1日 Vol.553

はじめに
こんにちは、結城浩です。
最近の結城はずっと「数学ガールの秘密ノート」第16作(NOTE16)を書いています。
先週末までに第2章をレビューアさんに送りたかったのですが、間に合いませんでした。残念。今週末までには第2章を送りたいところです。
一日にできることは本当にわずかです。でも、うまずたゆまずに進んでいきたいですね。
一日にできることは本当にわずかです。だからこそ、今日の一歩をていねいに進めていきましょう。

アランの『幸福論』より。
あの石工を見たまえ。彼は落ち着いてハンドルをまわしている。大きな石はほんのわずか動くだけだ。それでもやがて家は出来上がるし、子どもたちが階段でとびまわるようになる。(1909年5月5日)
◆アラン『幸福論』神谷幹夫訳
https://www.amazon.co.jp/dp/4003365623/?tag=hyuki-22
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それでは今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。

目次
人前で発表するために - コミュニケーションのヒント
読者が感じたことを大切に受けとめよう - 本を書く心がけ
サイエンスコミュニケーションにおける正確さ - コミュニケーションのヒント
作業ログの続け方 - 仕事の心がけ
不調のあと、なかなか復調できない - 心の健康

人前で発表するために - コミュニケーションのヒント
質問
卒論発表会が近づいてドキドキしています。
結城先生の発表の思い出があればぜひ聞かせてください。
回答
ご質問ありがとうございます。
人前で発表した思い出ですか……あまりこれといったものはないですねえ。
「発表会」とは違うんですが、人前で話して焦った経験を思い出しました。
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