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良い文章/個人Webサイト運営/みんなから好かれたい気持ち/数学の学び直しでは、どこまで戻ればいいのか/

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2019年12月17日 Vol.403

目次

・良い文章を判定する方法 - 文章を書く心がけ
・自分に合わせた個人Webサイト運営 - 仕事の心がけ
・みんなから好かれたい気持ち
・数学の学び直しでは、どこまで戻ればいいのか - 学ぶときの心がけ


はじめに

結城浩です。

いつもご愛読ありがとうございます。

先週は、2020年の執筆企画書を書いて編集部に送りました。「数学ガールの秘密ノート」シリーズの第13冊目と第14冊目です。他にも書きたい本はあるのですが、ベースラインとして「数学ガールの秘密ノート」シリーズは押さえたいと思っています。

それにともない、第13冊目のレビューアを追加募集しています。

いつもレビューしてくださる方は数十名いらっしゃいますが、マンネリ化を防ぐための追加募集です。抽選や先着順ではありません。応募いただいた内容を結城が読み、お願いする人を結城個人が判断します。

もしもあなたが、結城の執筆を「レビューア」という形で応援してくださることに興味があるなら、ぜひ以下のリンク先をお読みの上、ご応募ください。

◆レビューア募集『数学ガールの秘密ノート』第13冊目(〆切は2019年12月25日)

* * *

ゲームのグラフィックデザインの話。

たとえば、スマートフォンのトランプゲーム。美しいグラフィックデザインのトランプゲームってあまり見かけません。もちろん存在するとは思うんですけれど、結城は出会ったことがありません。知ってたら教えてほしいです。「美しい」というのは抽象的で難しいかもしれませんね。ちゃちじゃなくて、安っぽくない。使っていて「うん、いいなあ」と思える。そんな感じです。

スマートフォンには画面の大きさという制約があるので、トランプのカードも簡略化した表現にせざるを得ないんでしょうか。落ち着いたデザインで、シックな色づかいで、ゆったりした時間を楽しめるような雰囲気のデザインならいいのにとよく思います。

たとえば、いわゆる「マッチ3ゲーム」。盤面に並んだオブジェクトを動かして、三つ以上の色や形をそろえると得点アップするタイプのゲームがよくあります。オブジェクトは宝石だったり、キャンディだったり、さまざまですが、ゲームの原理は大同小異。

「マッチ3ゲーム」のデザインも、ギラつく色合いでケバケバしいものが多いと感じます。たとえばApp Storeで「match 3」で検索すると、似た色づかいのゲームが並びます。落ち着いたデザインにすると人気がなくなるんでしょうかねえ。古風なパズル風にしたデザインでもいいと思うんですが。

そんな中で、Domino Dropというゲームはなかなかすてきだと思います。いい感じの音楽に合わせて、落ち着いてゲームをプレイできます。このゲームの問題は、中毒性が高すぎてやめられなくなってしまうこと……

◆Domino Drop

* * *

歌の話。

ある朝のこと。

仕事場に向かって歩いていくと、向こうから小さな女の子がお母さんと手をつないでこちらに歩いてくる。

女の子は何かを歌っているようだけれど、遠くてよく聞こえない。

すれ違うときにようやく聞こえた。クリスマスソングの「ジングルベル」を《猫語》で歌っていたのだ。

 にゃんにゃんにゃー!
 にゃんにゃんにゃー!
 にゃんにゃんにゃーにゃにゃー!

* * *

さてそれでは、今回の結城メルマガもどうぞごゆっくりお読みください。

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良い文章を判定する方法 - 文章を書く心がけ

質問

こんにちは。

文章をうまく書いたり、会話の中で話題の中心からそれないように話したいと思い、結城さんのアドバイスに従って、数ヶ月、毎日日記を書いています

読み返してみると、自分で書いたにもかかわらず、主語や述語、修飾語句の配置がわかりにくい文がいくつかありました。

実際に継続的に文章を書いてみて、自分にできないことがはっきりしてきたところまでは良いのですが、直し方がわかりません。文章の要素の配置を整えてリズムを読みやすくすることはできますが、情報構造や論理展開がいわゆる「良い文章」となっているのか、わかりません。

自分の文章が良い文章なのかどうか、ある程度客観的に判断する方法を教えてください。

もう一つ似たようなことなのですが、起承転結などの論理構造は何で学べば良いのでしょうか。話の導入から中身への繋げ方などを解説しているオススメの本などがあれば教えてください。

回答

ご質問ありがとうございます。

「数ヶ月、毎日日記を書く」のを実践したのはすごいことです! いい習慣なのでぜひ続けてくださいね。毎日でなくても構いませんが、とにかく継続することは意味を持ちます。

また「書きっぱなしにしないで読み返した」というのもすごいです。「自分が書いたものを読み返す」というのは、自分の書く文章を良くしていくために大事なことですから。

* * *

ところで、あなたのご質問にあった「自分の文章が良い文章なのかどうか、ある程度客観的に判断する方法」については、私にはわかりません。そういう方法があったら私も知りたいです。文章を入力すると、どのくらい読みやすい文章になっているかを評価するソフトウェアはあると思いますが、私は使っていません。

自分が書いた文章の品質を確かめる最も簡単な方法は、誰かに読んでもらうことです。誰かに読んでもらい、内容が伝わったかどうかを確かめること。とどのつまり、それができれば良い文章だからです。

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結城浩

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本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。

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