結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2021年1月5日 Vol.458

目次

・高校生、どうすれば勉強に集中できるか - 学ぶときの心がけ
・パートナーの趣味について
・「何を学ぶか」に頭を使って学習効果を上げる - 学ぶときの心がけ
・新人作家、仕事を受けるかどうかの判断をどうするか - 仕事の心がけ

はじめに

結城浩です。

いつもご愛読ありがとうございます。

今回が2021年最初の結城メルマガになります。

本年もよろしくお願いします。

＊　＊　＊

2021年の話。

「2021」という数字の並びはとてもカッコいいと感じるんですが、そんなことありませんか。

なぜだろうと考えたのですが、たぶん「20→21」という動きを感じることと、それが「20世紀→21世紀」をイメージさせるからじゃないかなあと思っています。

待てよ。

もうとっくに私たちは「21世紀」に生きているわけですし、今年は21世紀生まれの人が成人（20歳）になりはじめるわけですよね。

ええと、本当かな？　2001年1月1日生まれの人は20年後の2021年1月1日で20歳。うん、本当だ。

ということは、ほとんどの未成年は「21世紀」に生まれているわけで「21世紀」という表現には「現在」を感じるのかもしれませんね。

実際はどうなのかしら。

無料企画「結城浩のメール日記」の話。

2021年になったので、2020年12月の「結城浩のメール日記」を電子書籍（PDF）にまとめました。今回から無料でダウンロードできるようにしましたので、ぜひお読みください。

「結城浩のメール日記」は「結城浩がふだん考えていることを、あなたにメールで送ります」という無料企画です。メールを登録していただくと、私からのメールがときたまとどきます。最近話題のSubstack（サブスタック）というニュースレター配信サービスを利用しています。

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◆結城浩に聞いてみよう
https://ask.hyuki.net/

それでは、今回の結城メルマガを始めます。

どうぞごゆっくりお読みくださいね。

高校生、どうすれば勉強に集中できるか - 学ぶときの心がけ

質問

結城先生こんにちは。

最近、部活と勉強のバランスを考えながら《自分の理解に関心を持つ》ことを意識して実践し始めた高校生です。

部活と勉強の両立のためには切り替えが大切になってくると思い、部活の時には勉強のことを忘れ、勉強の時には部活のことを忘れるようにして目の前のことに集中しているつもりです。

ところが、忘れようとする意識ゆえなのか、勉強中に限って「あの練習はこうした方がもっと良くなるな」「次はこれを試してみたいな」のように部活に関する思考（妄想？）が膨らんでしまいます。