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noteの新機能「サークル」をどうとらえるか/理解に関して他人と優劣を比較しない - 学ぶときの心がけ/

結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2020年2月11日 Vol.411

目次

・理解に関して他人と優劣を比較しない - 学ぶときの心がけ
・noteの新機能「サークル」をどうとらえるか


はじめに

結城浩です。

いつもご愛読ありがとうございます。

noteで月額会費の「サークル」を運営できる機能がリリースされました。

結城もそれと同時に「結城浩のサークル」を開始。

さっそく参加してくださる方もいて感謝です。

noteのサークル機能は生まれたてで最低限の機能しかないという印象ですが、それをどうとらえるか、自分の活動との関連をどう見出すかについて、後ほど書いてみたいと思います。

今回の結城メルマガは大半がnoteの「サークル機能」に関連した内容となりました。

* * *

《サイン本無料プレゼント》の話。

中文繁体字に翻訳された結城浩の『数学文章作法』(2冊組)をプレゼントします。

〆切は2020年2月17日(月)です。関心がある方はぜひご応募ください。

◆《サイン本無料プレゼント》中文繁体字に翻訳された結城浩の『数学文章作法』

* * *

「もう考えられない」という状態の話。

数学の本を読んでいて「もう考えられない」という状態になることがあります。頭が疲れてもう考えられない。いくら考えようとしても、頭の中に何も概念が浮かばない。概念が浮かんだとしても何も操作できない。操作できたとしてもその意味が理解できないし、言葉にもできない。そういう状態です。

若いとき(たとえば二十代)には「頭が疲れてもう考えられない」という経験は今ほど多くはなかったように思います。若いときには考えていなかったのか、加齢にともない疲れやすくなったのか、もしくはその両方か……

もしかすると、若いときには、頭を使って考えて疲れたらパタンと眠っちゃうことが多かったのかもしれません。つまり疲れを感じたらすぐに眠ってしまうので、自分が「頭が疲れてもう考えられない」状態を自覚する機会が少なかったということです。

そういえば「もう考えられない」という状態になるのはたいてい夜。一日に使えるチケットを使い切った感じ。出せるカードがもう手元にない感じ。

書いていて思ったのですが、そんな状態だったら寝た方がいいですね……

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理解に関して他人と優劣を比較しない - 学ぶときの心がけ

数学を自分なりに楽しんでいて思うことがあります。それは「理解に関して、他人と優劣を比較するのはまったく無意味である」ということです。

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