一生かかっても数学者の域に達することはない自分が数学を学ぶのは無駄なのか(学ぶときの心がけ)
質問
前から気になっていたので、思い切って質問させていただきます。
結城先生はかつて、自分は数学者ではなく、数学愛好者であるとおっしゃっていました。
つまり、数学を研究している大学院生や教授には数学でかなわないということを意味していると判断してもよろしいでしょうか。この仮定を踏まえた上でお聞きしたいのですが、結城先生にとって数学とはなんでしょうか。
なぜそんなことを聞くのかといいますと、僕は学生時代、文系で数学を全くと言っていいほど、勉強していなかったのですが、大人になってから数学に興味をもつようになりました。でもおそらく、一生かかっても数学者と呼ばれる方々の領域に達することはないと悟りました。
そうなってくると、自分はなぜ数学を勉強するのだろうという疑問が湧いてきて、自分が無駄なことをしているのではないかという気持ちになります。前職がプログラマーだったので、それで数学に少し触れたりしたのが気になるきっかけだったかもしれません。
以上、失礼な質問かとは思いますが、よろしければお答えいただければと思います。
回答
ていねいにご説明いただいたので、質問の意図がよくわかりました。ありがとうございます。
ここから先は
2,257字
/
1画像
¥ 200
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
あなたからいただいたチップは、本やコンピュータを買い、多様なWebサービスに触れ、結城が知見を深める費用として感謝しつつ使わせていただきます! アマゾンに書評を書いてくださることも大きな支援になりますので、よろしくお願いします。 https://amzn.to/2GRquOl