
スタティック・テトリス(結城浩のゲーム紹介)
スタティック・テトリス(static tetris)というゲームの原案を思いつきました。
普通のテトリスはリアルタイムゲームですよね。プレイヤーがじっとしていても、ピースはどんどん降ってきます。
でも、テトリスのおもしろさの一つは、やってくるピースをどのような向きで、どのように積むかというところにあります。
そこで、テトリスからリアルタイム性を除いたパズルゲームにするのです。
プレイヤーはじっくり考えて一手を進める。一手というのは、左右に動かしたり、回転したりというアクションです。プレイヤーが一手を進めたら、ピースが少し下に落ちる。
リアルタイム性がない分だけやさしくなっちゃいますから、普通のテトリスよりも難しくしたほうがいいですね。たとえば、同時に複数個のピースが落ちてくるとか。
結城はリアルタイムなゲームがあまり好きじゃないけど、パズルゲームは好きなので、どなたかおもしろいゲームとして実現してくれないでしょうかね。
きっと名前に「テトリス」は使えないと思いますけれど。
結城浩のメールマガジン 2017年6月13日 Vol.272 より
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本を書く生活がもうすぐ30年目。著書はもうすぐ60冊。『数学ガール』『プログラマの数学』『暗号技術入門』『数学文章作法』『Java言語で学ぶデザインパターン入門』他。2014年度日本数学会出版賞受賞。https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c