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言語化のスピードを上げるには(コミュニケーションのヒント)

質問

結城先生、こんにちは。いつも楽しくツイートを拝見しております。

私は、議論や普段の会話のキャッチボールが苦手です。その場でぱっと考えて、言語化するというプロセスができないのです。できないというか、人より圧倒的に時間がかかります

この質問のように文章を書くときや、プレゼンなど準備時間がたっぷりあるものに対しては、苦手意識はそんなにありません。ものごとに対して自分の考えを持ち、言葉に落とし込むまでに数日かかることもあるので、リアルタイムでの会話に入れないのです。

思考スピードや言語化スピードを上げるにはどうすればよいでしょうか。自分としては、結城先生がよくおっしゃっている「文章を日常的に書く」ことが有効だとは思いますが、ちょっとずれている感じもします。たとえば、数学を「理解する」勉強と「はやく解けるようになる」勉強は、方法が違う気がするからです。

よろしくお願いします。

結城浩のメールマガジン 2020年8月18日 Vol.438 より

回答

ご質問ありがとうございます。

結論から言うと、わたしは「思考や言語化のスピードを上げる方法」は知りませんし、そういう方法が実際に存在するかもわかりません。

ですので、以下に「思考や言語化のスピードを直接的に上げる方法」は書かれていません。ただし、会話のキャッチボールを通じて、スピードについて考えるヒントを書きたいと思います。


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