どうしてあの人は、私が思ったように動いてくれないんだろうか(日々の日記)
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2016年7月26日 Vol.226 より
どうしてあの人は、私が思ったように動いてくれないんだろうか。
そのような気持ちになることは、誰しもあります。
・あれだけ教えたのに、ぜんぜんいうことを聞かない。
・あの人のためを思って言ってるのに、無視してる。
・こんなに準備してあげたのに、お礼の一言もない。
どうしてあの人は、私が思ったように動いてくれないんだろうか。
よく考えてみると「他者」というのは、自分の思い通りにならないから「他者」であるといえます。もし、いつも自分の思い通りになる人はすでに「自分と同じ」ですから。
言い換えるなら、いつも自分の思い通りに他者を動かしたい人は、「自分」だけが大切で「自分」だけを求めていることになりますね。
それは、究極の「孤独」を求めていることになります。だって、世界に自分しかいない状態を求めているわけですから。
これは、へりくつでしょうか。
愛のためには他者が要る
「愛」のためには他者が必要です。どうにも自分の思い通りに動かない他者が必要になります。不思議ですが、理屈には合っているようです。
どうして私の大好きな相手なのに、こんなにトラブルが起きるのか。そのように思いたくなる理由も、ここにあります。
ここから先は
2,750字
/
1画像
¥ 200
期間限定!PayPayで支払うと抽選でお得
あなたからいただいたチップは、本やコンピュータを買い、多様なWebサービスに触れ、結城が知見を深める費用として感謝しつつ使わせていただきます! アマゾンに書評を書いてくださることも大きな支援になりますので、よろしくお願いします。 https://amzn.to/2GRquOl