先が見えないときどうするか(人生を歩む)
質問
結城先生、異国の地にいても届いてくれるメールに感謝します。
今日はずっと考えごとをしていて、何かとても落ち着きません。「考えごと」は好きなのですが、今回はそれが多すぎて、先が見えてこないのです。
僕の頭の中では……今後のキャリアのこと(いまは学生です)、他国の人とのコミュニケーションのこと、アルバイトのこと、恋愛のこと……などが複雑に絡み合って困っています。
結城先生のお父さんのように「コツコツとやる」にしても何をやればいいのかわからなくて。
結城先生はこれまで壁にぶつかっても打破してきたと思うので、
という質問を送ってみます。
回答
こんにちは。メールありがとうございます。
そうですね。異国の地にもメールはちゃんと届きますね。当たり前のようですが、よく考えると不思議なことです。
送信ボタンをポンと押すだけで、一連のテキストとそれに乗った思いが遠くの地まで届く。そんな現代に私たちは生きているんですね。
考えごとが多い。多すぎる……しかもそれらは互いに絡み合っている。確かにそのような状況だと「どうしたらいいんだろう?」と思ってしまいますね。
あなたは「結城先生はこれまで壁にぶつかっても打破してきたと思う」とおっしゃってくださいましたけれど、私はそれほど自信をもって「打破」してきたとは言えないように思います。
もちろん、いまこうやって文章をぱたぱた書いているので、壁に押しつぶされることはなかったのだと思いますけれど、「打破」というよりは「回避」「無視」「断念」と呼ぶことも多かったように思いますね。「緩和」とか「迂回」とかもあったかな。
以下の二点についてお話しします。
《評価関数》を作りすぎないように
《他者》の存在を意識しましょう
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