結城浩
先が見えないときどうするか(人生を歩む)
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先が見えないときどうするか(人生を歩む)

結城浩

質問

結城先生、異国の地にいても届いてくれるメールに感謝します。

今日はずっと考えごとをしていて、何かとても落ち着きません。「考えごと」は好きなのですが、今回はそれが多すぎて、先が見えてこないのです。

僕の頭の中では……今後のキャリアのこと(いまは学生です)、他国の人とのコミュニケーションのこと、アルバイトのこと、恋愛のこと……などが複雑に絡み合って困っています。

結城先生のお父さんのように「コツコツとやる」にしても何をやればいいのかわからなくて。

結城先生はこれまで壁にぶつかっても打破してきたと思うので、

「先が見えないときどうすればいいのか」

という質問を送ってみます。

結城浩のメールマガジン 2012年9月4日 Vol.023 より

回答

こんにちは。メールありがとうございます。

そうですね。異国の地にもメールはちゃんと届きますね。当たり前のようですが、よく考えると不思議なことです。

送信ボタンをポンと押すだけで、一連のテキストとそれに乗った思いが遠くの地まで届く。そんな現代に私たちは生きているんですね。

考えごとが多い。多すぎる……しかもそれらは互いに絡み合っている。確かにそのような状況だと「どうしたらいいんだろう?」と思ってしまいますね。

あなたは「結城先生はこれまで壁にぶつかっても打破してきたと思う」とおっしゃってくださいましたけれど、私はそれほど自信をもって「打破」してきたとは言えないように思います。

もちろん、いまこうやって文章をぱたぱた書いているので、壁に押しつぶされることはなかったのだと思いますけれど、「打破」というよりは「回避」「無視」「断念」と呼ぶことも多かったように思いますね。「緩和」とか「迂回」とかもあったかな。

以下の二点についてお話しします。

  • 《評価関数》を作りすぎないように

  • 《他者》の存在を意識しましょう

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結城浩
本を書く生活がもうすぐ30年目。著書はもうすぐ60冊。『数学ガール』『プログラマの数学』『暗号技術入門』『数学文章作法』『Java言語で学ぶデザインパターン入門』他。2014年度日本数学会出版賞受賞。https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c