「何がうれしいのか」という問いは数学を学ぶための大切な武器(学ぶときの心がけ)
見出し画像

「何がうれしいのか」という問いは数学を学ぶための大切な武器(学ぶときの心がけ)

数学でよく使われる「何がうれしいのか」という問いは、学びの上でとても大切です。この文章では、この問いがどんなふうに大切なのかをお話ししていきます。「学ぶ人」はもちろんのこと「教える人」もぜひお読みください。
結城浩のメールマガジン 2018年2月6日 Vol.306 より

「何がうれしいのか」という問い

数学では、

 「そのようにすると、何がうれしいかというと」

のような言い回しがよく使われます。

・このように定義すると何がうれしいかというと……
・この命題が成り立つと何がうれしいかというと……
・係数を√πにしておくと何がうれしいかというと……

という具合にたいへん自然に使います。

使い慣れている人には意識しないほど当たり前の表現なのですが、説明のために「数学ガール」からいくつか例を挙げてみましょう。

この続きをみるには

この続き: 3,453文字 / 画像1枚

「何がうれしいのか」という問いは数学を学ぶための大切な武器(学ぶときの心がけ)

結城浩

200円

この記事が気に入ったら、サポートをしてみませんか?
気軽にクリエイターの支援と、記事のオススメができます!
結城浩

いただいたサポートは、本やコンピュータを買い、さまざまなWebサービスに触れ、結城が知見を深める費用として感謝しつつ使わせていただきます! アマゾンに書評を書いてくださるのも大きなサポートになりますので、よろしくお願いします。 https://amzn.to/2GRquOl

結城浩です。うれしいなあ……感謝!(^^)
本を書いて生活しています。著書は『数学ガール』『プログラマの数学』『数学文章作法』『暗号技術入門』など多数。詳しい活動内容は https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c をご覧ください。2014年度の日本数学会出版賞を受賞しました。