
子供に勉強を教えるとき(教えるときの心がけ)
※結城メルマガVol.217より。
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子供に勉強を教える
自分の子供に勉強を教える。これはたいへん難しいことです。他人の子供に教えるよりも何倍も難しい仕事になります。
私は子供につきっきりで勉強を教えているわけではありません。子供から数学の質問を受けたときに、それに答える程度です。
私は数学の読み物を書いているわけですから、子供が私に聞きにくるのは数学が多いですね。
・問題集で解けない問題があった。
・参考書を読んでも意味がわからない。
・試験でなぜここで減点されたのだろう。
そのような課題を持って、父である私のところにやってくるのです。
これは父の腕の見せ所でもあり、私が教えたがりということもあり、つい「よっしゃ!」と張り切りがちなのですが、子供を教えるときに、自分なりに心がけていることがあります。その経験を踏まえ、
・教えすぎない
・子供の話を聞く
・《そもそも》に立ち返る
・たっぷりと時間を掛ける
・手を動かすのは子供
という項目についてお話しします。
子供に勉強を教えるとき(教えるときの心がけ)
結城浩
200円

本を書く生活がもうすぐ30年目。著書はもうすぐ60冊。『数学ガール』『プログラマの数学』『暗号技術入門』『数学文章作法』『Java言語で学ぶデザインパターン入門』他。2014年度日本数学会出版賞受賞。https://mm.hyuki.net/n/n5f00c9cd281c