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梅が枝にきゐるうぐひす春かけて鳴けどもいまだ雪はふりつゝ(読人しらず)

#読人しらず #古今和歌集 5 #jtanka #短歌

梅の枝に来ている鶯は春を思う気持ちで鳴くけれど、雪はまだ降り続いているなあ。

「かけて」は「かけ+て」。「かけ」は下二段活用動詞「かく」の連用形。「て」は接続助詞。「心にかけて」「口に出して」の意味。

「つゝ」は動作の反復や継続を表しながら余情や詠嘆を表す接続助詞。

うめがえに きいるうぐいす はるかけてなけども いまだゆきはふりつつ


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