ノイタミナとエマープ(日々の日記)
ノイタミナ
「ノイタミナ」は深夜アニメーション放送枠の名称です。
最初に「ノイタミナ」という単語を目にしたのがいつか、もう覚えていません。でも「いい感じの音が並んだ言葉だなあ」と感じたのは覚えています。
ノイタミナ、ノイタミナ。
「ノイタミナ」という言葉の意味を音から勝手に想像しました。きっと「ノイタミナ」というのは、エスペラントか、あるいは北欧のどこかの言葉をもじったもので、「自由の国」みたいな意味なんだろうな……そんなことを思いました。
そんな私が初めて「ノイタミナ」の綴りを見たときの衝撃といったら。
「Animationを逆さに綴ってnoitaminAなのか!」
アニメーションはAという母音から始まっていて、逆さ綴りにしたときにも自然(?)な日本語のローマ字綴りになるんですね。これには驚きました。
エマープ
数学で逆さ綴りというと「emirp」(エマープ)というものがあります。これは「prime」(素数)の逆さ綴りですね。emirpの定義は、MathWorldによると以下の通りです。
An emirp ("prime" spelled backwards) is a prime whose (base 10) reversal is also prime, but which is not a palindromic prime.
http://mathworld.wolfram.com/Emirp.html
すなわち「逆方向にしても素数になっている素数で、回文になっていないもの」がエマープだそうです。たとえば、13は素数ですが、逆方向にした31も素数です。したがって13はエマープのひとつ(31も同じようにエマープ)。一方、101は素数で、逆方向にしても同じ101なので素数ですが、エマープではありません(回文になっているから)。
エマープには、
13, 17, 31, 37, 71, 73, 79, 107, 113, 149, 157, ...
などがあるそうです。おもしろいですね。
結城浩の「コミュニケーションの心がけ」2017年1月17日 Vol.251 より
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