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劣等感を抱く読書会(学ぶときの心がけ)

質問

こんにちは。私は人文系の大学2年生です。

昨年度から学科の有志がやっている読書会に参加しているのですが、この会のために劣等感を抱いています。

当初は楽しく参加していました。しかし、「他のメンバーは内容を理解できているようなのに、私はあまりよくわかっていない」ということが何度もありました。

むろん、他の人も「ここがわからない」と言うことはあるのですが、その疑問は私の「わからない」よりもはるかに高度なのです。

そのうちに、「わからない」と言い出しにくくなってしまいました。「他のメンバーはこれくらいのことは知っているだろうから、邪魔になるだろう」と思ってしまうのです。

同じ文章の読解をしていて、他人と大きな差がつくのを何度も体験すると、かなり落ち込みます。のみならず、間違ったことだとわかっていても、相手の能力に嫉妬してしまいます。そして、ここまで書いてきたような劣等感や嫉妬を自覚すると、ますます自分が小さい存在と思えて、嫌な気持ちになります。

長々書き連ねた上に、漠然とした質問で申し訳ないのですが、この劣等感にどう対処したらよいか、アドバイスをいただきたく思います。

結城浩のメールマガジン 2021年3月16日 Vol.468 より

回答

あなたのお気持ちはとてもよくわかります。

以下では、特にこれという解決策を書いているわけではありませんし、どう対処したらいいかについても書かれていません。あなたのご質問を読んで私が感じたあれこれを列挙しているだけです。ご了承ください。

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