不登校引きこもりからの大学受験(学ぶときの心がけ)
質問
高二から不登校引きこもりになり、三年経ちました。
今年、初の大学受験をします。
ですが、心の隅にまたいろいろ失敗してしまったらどうしよう(既に人生失敗していますが)という思いが消えません。一度思い浮かぶとなかなか振り払えません。
甘えだとは思うのですが、喝を入れてくださったら嬉しいです。
結城浩のメールマガジン 2018年10月23日 Vol.343 より
回答
喝は入れられませんけど、励ましを送りますね。
自分にとって「何が失敗であり、何が成功か」を決めるのは自分の考え一つです。そもそも、引きこもりの状態から大学受験しようというのはめちゃめちゃカッコいいです。力いっぱい応援します!
若いころ、私自身も引きこもっていた時期がありました。でも今にして思えば、「あの時期がなかったら今の自分はない」とも思います。苦しく不安で悩みの時間も、自分の心が深く根を張る時間となりえます。成功も失敗も定義しだいなのです。
どんなに優れた人間でも、どんなに恵まれた人間でも、必ずどこかで予想外の出来事に出会います。自分の思い通りに進まなかったり、とんでもない事態に陥ったりします。例外はありません。周囲から「あの人は恵まれている」とうらやましがられる人であっても、本人は大変だったりするものです。
大事なのは、まずい状況に出会ってもめげないこと。いや、一時期はめげてもいいんですが、そこからまたカチリと切り替えて立ち上がることです。
あなたにはそれができます。
きっと今後も「また失敗したらどうしよう」と思うときが来るでしょう。でも大丈夫。恐れる必要はありません。あなたの人生はしっかりと前に進みます。
そして何より、あなたのすべての経験はあなたが成長するために役立つのです。ですから、思いきり進みましょう。
あなたが豊かな実を結ぶように祈っていますね!
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